KAMISU小夜曲Op.11ー透明な天井板ー
神栖のあの空気が恋しくなっている。
最近、見えない天井板が自分の上を覆っていて、それを打破する糸口を見つけられない、そんな感覚に陥っている。
泥水の中で藻搔いているような苦しさを感じる。
この原因は、ここ1、2年の間急角度で駆け上がっていた自身の成長曲線が急激に緩やかになって、目標設定のし直しにやや苦戦しているからだろうと思う。
足場が不安定な環境下において、強烈な目標を設定することに、珍しく臆病になっている。格好悪い。
敵の姿が見えているようで見えていない不安。焦り。
久しぶりの弱虫な自分に、どこからどう手をつけたらいいか迷っている。
私は、日常の中での気分転換があまり得意ではない。
気分転換をしているようで、常に何かに囚われていて、そのことが頭の隅に居座っている。
一旦、日常から距離を置きたい。
非日常の空気に飲まれたい、と願う。
その時は、爪を真っ黒く塗って出かけよう。
何にも飲まれない自分を呼び戻すために。



ご覧いただき、ありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています。緑川
