コミックエッセイを描こうと思ったきっかけ2
こんばんは、七味まろ太です。
今年の6月から、noteでコミックエッセイ「日本ベテラン外国人の『……そぉなんや』シリーズ」を投稿しています。
前回は京橋駅で周囲を圧倒する勢いのミスターの登場に呆気に取られたところまででした。
今日はその続きです。
もう一人の参加者と共に電車に乗る僕たち。
電車内の広告の紅葉を見て誰かが「紅葉って英語でなんて言うんですか?」
「autumn colours」とミスターが答えるのを聞いて、僕は改めて「この人は英語を話す外国人だなんだよな」と思い、「何か英語で話してみたい」という気持ちがじわじわと湧き上がってきました。
電車に揺られながら、途中の駅で誰かが合流するなんて話に相槌を打ちつつも頭の中では「何を話しかけようか」と必死で考えていました。
少しだけ学習した英会話のフレーズを思い出そうと、脳みそをフル回転させます。
そうだ、英会話といえば趣味を聞くんだ。
「What is your hobby?」
これだ!
いや、ちょっと待てよ。
山登りが趣味に決まってるよな。
分かりきった質問ってどうよ。
違う。何か別の質問を…
そうだ。
「仕事は何ですか?”」
これだ!
「What do you do?」
ん?
「How do you do?」
どっち? どっちだ?
こっそりとスマホで検索して正解をゲット。
でも、その頃には、皆でクラフトビールの話題で盛り上がっていました。
そこに割って入って話しかけるのも不自然だし、みんなの前で英語を話すのは気恥ずかしい。
結局、僕はタイミングをうかがい続けることにしました。
叡山電鉄に乗り換えるために出町柳で下車すると別の参加者、夫婦とその人たちの子供3人が合流して、人数はさらに増えていきます。
子供たちはミスターの足に抱きついたり、ご両親と別の参加者が「久しぶりやね」とか近況の話を始めて僕が話しかけるチャンスは、ますます遠のいていきました。
ここ数年は外国人が街をそこここで見かけるのが当たり前になり、「英語で話しかけてみよう」と浮き足立つようなことはほとんどないかも知れません。でも、あの頃、今から15年くらい前は外国人を見かける機会は今よりずっと少なく、英語で話をすることが、どこか特別な出来事だったのです。
続きは8月19日に投稿予定です。
お知らせ
「日本ベテラン外国人の『……そぉなんや』シリーズ」は方向性を見直して、あらためて再出発することにしました。
大阪弁の楽しい外国人の友人の面白さを伝えたくて始めたコミックエッセイに変わりはありません。
新シリーズの主人公も、これまでと同じ僕の友人のミスターです。
今後は少し視点を変えて、彼と私が出会った頃のこと、少しずつ友人になっていった過程。そして、友人になったからこそ見えてきた彼のこと。彼との「出会いと交友」に焦点をあてて描いていこうと思っています。
楽しみにしてくださっている方には少しお待たせしてしまいますが、楽しく読んでいただける作品を持って戻ってきますのでお待ちいただけると嬉しいです。新シリーズの初投稿は9月23日頃の予定です。
エッセイは引き続き隔週で投稿の予定です。
宜しくお願いします。
