全国のダム貯水率最新状況

2026年梅雨シーズン現在の全国的なダム貯水率は、全体として平年並み、またはそれ以上に順調な水準を確保しています。
2026年の年明けから春先(3月頃)にかけては、西日本や東海地方の太平洋側を中心に降雪・降雨が記録的に少なく、各地で深刻な「冬渇水」が懸念されていました。しかし、3月下旬以降のまとまった春の雨と、現在の梅雨前線による降雨によって、状況は一気に回復へ向かいました。
現在の主な水系・主要ダムの状況は以下の通りです。
1. 利根川水系(首都圏の水がめ)
矢木沢ダムなど主要9ダム合計:約 85〜90%
例年、春の融雪水がしっかり貯まった状態で梅雨に入っているため、東京都をはじめとする一都六県の供給能力は非常に安定しています。
2. 東海地方(今春、最も深刻だったエリア)
豊川用水(宇連ダムなど):約 80%以上まで回復
3月中旬には、主要水源である宇連ダムの貯水率が0.5%まで落ち込み、ほぼ枯渇するという危機的状況でした。しかし、4月以降の集中した雨によって劇的に回復し、現在は農業用水・工業用水ともに深刻な懸念は解消されています。
3. 関西・四国地方(西日本の要)
淀川水系(琵琶湖):プラス水位(平年並み以上)
吉野川水系(早明浦ダム):約 80〜90%
四国の水がめと呼ばれる早明浦ダムも、冬場は貯水率が低下し取水制限が検討されていましたが、現在は完全に息を吹き返し、夏の需要期を前に十分な量を蓄えています。
4. 九州地方
筑後川水系など:約 75〜90%
梅雨前線の活動が活発なこともあり、各ダムとも十分な貯水率を維持しています。一部の地域ではむしろ、大雨に備えた「事前放流」や「夏期制限水位」への管理(ダムをあえて少し空けておく作業)が本格化しています。

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