【プレイリスト】満開の夜桜の下で
春。
今テレビでは、各地の桜の開花状況をアナウンスしています。
今回はそんな、桜が咲き乱れる夜に聴きたい楽曲をプレイリストにしてみました。
穏やかに、心を落ち着けて。
#01 『夜桜〜yozakura〜』/→Pia-no-jaC←
華やかで艶やか。だけど「ケバさ」や「下品さ」は皆無。ピアノジャックによるこのインスト曲は、普段のゴキゲンな作風とはガラリと変わって、気品溢れる荘厳な仕上がりに。
ライトアップされた大樹を見上げるような、曲。
#02 『桜夜風』/スキマスイッチ
初期スキマスイッチの放つ、風情豊かなミドルバラード。ぽつねんとしたボーカルと、“余白”のあるアコースティックサウンド。観光名所とかではない、身近にある桜の木を見上げるような曲。公園の隅にあるような、あまり誰にも意識されてないけど実は素晴らしい桜の木。そんなイメージの曲。
#03 『桜色舞うころ』/中島美嘉
感傷的なバラードではあるんだけど、もはや単に「ラブソング」とか「別れの歌」とかいう域を超えて、畏怖というかそういう想いすら抱くような、壮大かつ重層的な曲。
#04 『SAKURA』/いきものがかり
普段は“J-POPど真ん中”って感じの作風のいきものがかりだけど、この曲にはその枠に収まらない荘厳さがあるように感じます。少し背筋がピンと伸びるような、そんな凛々しさをもって、夜桜を見上げたい。
#05 『サクラ』/大橋トリオ
大橋トリオさんの、深みがあり、柔らかく、落ち着いた雰囲気の声質。もう、これだけで春の空気にぴったり。そんな大橋さんが歌う、春と桜の歌。春は別れの季節ではあるけれども、新たな始まりの季節でもあって。そんな節目の季節を、「桜」そして「夜(夜明け)」の描写も交えつつ肯定的に表現している曲。
楽しく、明るく。
#06 『桜が降る夜は』/あいみょん
あいみょんさんの、瑞々しさと気さくさがよく出たポップチューン。出店とかまで出ている、例えば目黒川沿いみたいなところの夜桜散歩とかによく合いそうなカジュアルな曲。
#07 『桜雨』/JUJU
しっとりとした大人の艶めきがありつつ、洒脱でスタイリッシュなサウンドが程よく爽やかさも醸し出していて、さらりと聴くのに良い曲だと思います。勿論いい意味で、「BGMになる曲」。
#08 『桜小町(2024 ver.)』/ナオト・インティライミ
今回のプレイリストの中では、突出して「激しい」(笑)。ちょっと毛色が違う気もするけど、アクセントという事で。
この曲、インディーズ時代のオリジナルver.と、缶缶さんとのコラボアレンジver.と、このリメイクバージョンとがありますが…まぁ、今回のプレイリストに一番合うのはリメイクver.かな?と。刺激的なサウンドではあるけど、近年のナオトさんのチル感強めのフレーバーもあって、一番聴きやすい。
#09 『桜・咲くころ』/押尾コータロー
柔らかで、穏やかで、しなやかな曲。アコギのゆったりとしたメロディを軸としたシンプルな楽曲ながら、そこはかとなく楽しい気持ちになれるオーラを感じる。マイナスイオン的というか(そういえば最近全く聞かなくなったな、「マイナスイオン」)。
#10 『夜桜お七』/坂本冬美
これを外したら、日本人ではない(笑)。今の世の中、例え比喩的表現だとしても人種で何かを括るのはNGだと思うけど…でも、この曲の持つダイナミズムと妖艶さを真に“食らう”事が出来るのは、日本という国で生まれ育った人の言わば「特権」のようなものかと思う。
演歌は普段聴かない僕だけど、それでも歌える名曲。
切なく、儚く。
#11 『めまい』/DREAMS COME TRUE
僕の中で「夜桜」と言えばこの曲。「夜桜」というか、「夜」と「桜」を掛け合わせるとこの曲が勝手に聴こえてくる感じ。
お別れの夜を描いた、寂しく儚い曲。メインは「桜」ではなく「別れ」。その、言わば“舞台装置”として使われる桜なんだけど、何とも美しい描写で描かれていて。美しいからこそ、別れの切なさが際立つ。
「春間近の冬」ではなく、「春の最初の夜」の空気。少しひんやりした空気と、だけど湿度があってふんわりとぬくもる。そんな「温度」や「湿度」までもが音と言葉に込められている、秀逸な曲。
#12 『春のまぼろし』/Superfly
そういう意味では、この曲にも同じ「温度」と「湿度」を感じます。直接的に「桜」というワードが出てくるわけではないけども、夜の闇に浮かぶ妖艶な桜の情景が目に浮かぶよう。
鳥肌が立つ程美しく、身震いする程妖艶で、そして苦しくなる程圧倒的な切なさにやられる。
#13 『桜流し』/宇多田ヒカル
低音の凄み。宇多田さんの歌声の中でも、特にそれを強く感じられる曲。サビではしなやかに高音まで広がりますが、とにかくヴァース部分の低音域に、静謐な夜に浮かび上がる大樹のような凄みを感じられるのです。
そして、ファルセットが感傷を誘う。
#14 『桜』/野狐禅
なんだろう、このしみったれた世界観は。ここまでの楽曲は、どの曲も何らかの“美しさ”をまとった曲ばかりを選んできたけれども、この曲だけは美しさとも荘厳さとも華やかさとも無縁の、なんとも侘しい世界観。こんな曲を、帰り道の何でもない桜の木を何となく見上げながら聴いたりしたら、僕は多分涙が止まらなくなると思う。
鳥肌モノの、名曲。
#15 『桜のあと』/Tani Yuuki
今回のラストは、お別れの歌。だけど、曲調的には程よく爽やかで、歌詞にも“次”を見据える視点がある。このプレイリストを、切ないだけで締めるよりは少しのぬくもりを置いて〆たいと思いました。
そんな、3シチュエーション/計15曲をセレクト。
森山直太朗さんの『さくら(独唱)』のヒット以降、雨後の筍のように増え続けた“桜ソング”。「みんな、ちょっと流行りに乗っかろうとしすぎじゃない⁉︎」と思ってしまうところはありつつ(笑)、でも確かに「日本人にとってそれ程までに桜という木は特別な存在なんだろうなぁ」と、「だから、こんなにも多様な“桜ソング”が世に放たれるんだろうなぁ」と、変に納得してしまう部分もあったりします。
僕は、人混みが嫌い。というか、花見と称してうぇいうぇい騒ぐ奴らがきらい(笑)。だから、少しでも人の少ない夜に、静かに佇む桜の木を見上げる…そういうシチュエーションに惹かれるのだろうと思います。
僕の住む仙台も、今ちょうど桜が満開。次の週末にはもうピークは過ぎてるんだろうなぁ。花見なんてしてる場合ではない今(事業立ち上げ直後)、せめて夜桜を思わせる曲を聴きながら、少しでも春の訪れを噛み締めたいものです。
来年の今頃は、夜桜見物に繰り出す余裕が出来ていますように。
