(23)心惹かれるものには〜とろけそうになる…吹奏楽コンクール②
この前のお話はこちらを見ていただけたら幸いです
マウスピースだけを吹くような
単純作業を
毎日毎日続けて
自分の楽器にピッタリの
リードを見つけて
そして
そこから生み出される音色は
最初は
音色とは
言えない代物だが
少しずつ
いい音になっていく
そして
次のステップへ進み
練習を重ね
やっと
楽曲の練習になる
私は
クラリネットの低音域の
深い響きを
ほんの少し
自ら出せた時
嬉しかった
自分の体の中を
その音色が
下から
ゆっくりと
駆け巡るのだ
その心地よさといったら…

吹奏楽では
夏に
コンクールがある
県大会〜地区大会〜と
上がっていけば
全国大会
当時は…「普門館」への道
遠い遠い道…ひたすら遠い道
私は
吹奏楽に魅了されたが
「金賞」を目指して
まるで勝負するように
血眼になり
必死に練習することは
好きではなかった
「音楽」が
「音が苦」になっていくようで
私は…それぞれの楽器が音を奏で
作り出されるハーモニーの空間に
酔いしれたかったのに
ただ
それだけを求めたのに
「金賞」だけど
上の大会に進めない「金賞」を
「ダメ金」なんて
…言わないで
普通の演奏会は
とても楽しかった
演奏会開幕前のステージの上
緞帳が開くとき
それはスーッと上がる
少しずつ浴びる
煌めくスポットライト
演奏が終わり
拍手の中下りる緞帳
最後は「トンッ」と言って止まる
その音を安堵とともに聞く
私たちは
顔を見合わせ
ステージの天井を見上げる
そして
譜面台を持ち
立ち上がるその瞬間こそ
幸せ
奏でたハーモニーの
余韻が
まだ
ステージの空気を
かすかに
ふるわせている
この曲は…
吹奏楽のステキさを
一番表現できる楽曲と
私は思う一曲を
最後に
お聴きください
「シンフォニアノピリッシマ」
そして…
昨日開幕した甲子園
こちらも
よく演奏しました
アフリカンシンフォニー」

