継続は力っていうか、たぶん継続以外の力が存在してないんですよね
ふと、そういう言葉が思い浮かんで書きたくなっただけなので、今回はそんなに長くない記事で。
去年出した書籍「社会人のための楽器の継続と上達の手引き」(試し読み版もあります)について、紙書籍の本文デザインを読みやすくするという改訂を行いました。Kindle版のほうも少しだけ見栄えの調整を行なっています。
改訂後の「追加のあとがき」にも書いたのですが、この本の制作は私にとっては初めてのことだらけの経験でした。一冊の書籍になるような分量を執筆するということもそうだし、活字を組んだり表紙デザインを自分で行うといった点もそうです。
そこで、2024年2月の初版を今改めて見返してみると、ちょっと改善したいところが目につくなと感じたので、今回の改訂を思い立った形になります。この辺が柔軟にできるのは、個人出版かつ在庫を持たないオンデマンド印刷の強みですね。
初版を買っていただいた方には、いろいろと至らない点があってすみません……という感じなのですが、経験を糧にして、今後もよりよい本をお届けしていくという形で恩返ししたいと思っています。
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で、タイトルにある「継続は力」について。
私は完全に個人で本を出しているので、普通の会社組織にあるような各部署の仕事をすべて自分でやる必要があります。ざっと書き出してみると、以下のような感じになっています。
企画 …… 「どんな本を書いたら面白そうか」を考える。とはいえ、私は世にある情報や人物を取材して本にまとめるタイプではなく、自分自身の思想を書いている人なので、そこまで大したことはやってないです。生活の時間全体が「常になんとなく考えている」の状態にあり、企画といっても不意に思い浮かぶことのほうが多いかも
開発・製造 …… これは「実際に書くこと」で、比重としてはいちばんデカいです。平日の午前中はだいたいひたすら原稿を書いています。直近の一年間で書いた文字数は55万字くらいで、分厚めの本が2冊出せています
デザイン …… 本の表紙デザイン、本文の活字を組むこと、シロイブックスの公式サイトの運営、それからnoteのヘッダ画像みたいなちょっとしたことまで、意外とやることが多いです。でも、好きなので基本は楽しい!
営業・広報 …… 苦労して本を書き上げても、世の人々に気づいてもらえなければ全然売れません! 2025年3月現在、自分として最も課題が大きいのはココだと思っています。ひとまずSNSを足がかりに認知度を上げていきたいと思っていますが、もっといいやり方を模索中です
経理・庶務 …… これはさほど大きくないですが、仕事にしている以上、お金関係のあれこれとその他細かい雑務も出てきます。難しいことはないので、淡々とやっつけていくだけ
……といった様子で、やることがめちゃくちゃ多いんですよね。フルタイムで打ち込んでいるのに、正直時間は全然足りていないです。
執筆と出版を本業にしてから、一年と数ヶ月が経ちます。今回の記事は「一年前にやった紙書籍のデザインにちょっと至らない部分があった」という話から始めましたが、基本的にはここで箇条書きにしたすべての領域に「一年前よりもうまくやれるようになったな」「それでも成長と改善の余地が無限にあるな」という手応えを持っています。
再びデザインを例にすると、過去の成果物って見返した瞬間に「改善すべきところがわかる」んですよね。この「わかるようになった」「見えるようになった」というところがすごく大事で、なぜかというと、人は自覚していないことを改善することはできないからです。
文章力についてもそれは同じです。私も去年よりはうまく書けるようになったと思っていますが、また一年後に今書いているものを見返したら、やはりいろいろと気づくことはあるのだろうなと思います。
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それで、どうしたら物事がよく見えるようになるか……というと、とにかくやり続ける、向き合い続けるしかないんですよね。簡単な方法はありません。
自分がこの一年間で「伸びた」と感じる部分を振り返ると、本音を言えば「これだけ頑張ったのにこれくらいしか結果が出てないのか」とため息をつきたくなるような部分は多いです。でも、これってたぶんこの世の現実で、一年くらいじゃそんな大した成果は出なくて普通なんですよ。
ごく一般的な仕事を考えてみても、毎日八時間の仕事を丸一年続けた人がいたとしたら、期待できるのは「新人っぽさが少し抜けた」というくらいでしょう。それはそうです。しかし、そのわずかな成長を現実に得られるのは「毎日八時間を丸一年も続けた人」だけで、この時間の重みを偽ることは誰にもできません。
継続以外の場所に、意味のある成長とか意味のある結果というのは期待できないような気がしています。斬新なアイデアでかっこよく解決できることなんて、所詮はワンフレーズで述べられるようなレベルの問題でしかないんですから。
これを読んでくれているあなたにも、何かやりたいことがあると思います。今から頑張り始めましょう。一年後に、五年後に、二十年後に何かを手にしたいなら、それだけが唯一の方法です。あなた自身のためにそうしてください。
関連書籍
「ひたすら地道で大変な人生の中に、何か自分にとって本物の意味をつくっていく」という点については、つい先日出した新刊で詳しく論じています。読んでね〜〜!
noteで読める「試し読み版」もあります↓
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