「離脱して生きる」とはどういうことか - このメンバーシップから得られるもの
シロイのメンバーシップ「離脱して生きる: 少数者のための幸福と自己表現のレシピ」に加入すると何が手に入るのかをまとめています。参加を迷っている方は、ぜひゆっくり読んで検討してみてくださいね。
60秒で説明すると
このメンバーシップの目的は、ひとことで言うと「今の生き方から離脱して、別の生き方を見つける」ことです。読者のみなさんがそれを各自で達成していくための手段や考え方を共有することを目指しています。
ここでキーワードとなっている「離脱」とは、この社会に存在する「こうでなければならない、こうであるべきだ」という有形無形の相互圧力からの離脱、さらには「これは素晴らしい、優れている、しかしこれは劣っている」という他人の価値判断からの離脱を指します。
当メンバーシップで扱う話題は大きく分けて2つで、「生活の話題」と「創作の話題」です。この2つの軸をさらに細かく分けると、生活の話題からは「社会と折り合う」「自分を乗りこなす」、創作の話題からは「個性の確立」「作品の収益化」というトピックが出てくるので、主要トピックは全部で4つになります。
このあと、当メンバーシップについてもっと詳しく説明していきます。60秒でピンと来た方は、ぜひ追加で15分ほどお付き合いください!
メンバーシップの目的と意義
当メンバーシップの内容について、以下のような流れで説明していくことにします。
この世で誰もが向き合わなければならない課題とは
その中でも、私が特に語りかけようとしているのは何に困っている人々なのか
それを手助けしていくために、このメンバーシップで発信していきたいこと
逆に、このメンバーシップには書かないこと
では、順番に見ていきます。
① みんなが苦しんでいる「2つの現実」
まず、当メンバーシップでは、この世には以下の「2つの現実」が存在するという立場を取ります。
何はともあれ、この社会で生きていくためには他の人々に混じって毎日働かなければならない
そこにあなた自身の納得がないなら、いかなる努力も達成も財産も空しい
1番目は客観的な現実、2番目は主観的な現実の話をしています。外部の現実と内部の現実と言ってもよいです。これがそのまま、当メンバーシップが解決していきたい「人生の課題」の全体になります。
おそらく、私たちには社会や他人と折り合っていくための「便宜上の自分」と、その向こう側にある「そうでなければ自分でない自分」の両方の姿が求められています。どちらが欠けても、この世界で健全に生きていくということはできません。最初に当メンバーシップの話題として挙げた「生活の話題」と「創作の話題」の2つは、これらの視点にだいたい一致したものです。
「新しい生き方を見つける」というテーマを考えるとき、この世で誰もが苦しまなければならない仕事と人間関係の話がマストになることはすぐに想像できますね。ここに「実はすべての悩みを綺麗さっぱり片付けられる方法が存在します、それを教えましょう」と主張している有料情報はどれも大嘘です。この現実はどうやっても避けられないので、当メンバーシップでも1つ目の軸として「生活の話題」が据えられているわけです。
仕事や人間関係というのは外の世界の課題のようにも見えますが、「悩み、動揺し、不確かで、自信が持てず、それを苦しいと感じているのは他ならぬ私たち自身である」という点を考えれば、同時に内面の世界の課題と言ってもよいでしょう。「お金さえ十分にあれば解決する」などという課題はさほど多くなく、かなりの部分は私たちの心が自ら生み出し続けている課題です。私たちの心に穴が空いているとしたら、その穴を埋めることも私たち自身の仕事です。
このような仕事への対応として、私は当メンバーシップで「自分が自分であるための『別の居場所』と『本来の姿』を確保する」ということを提案しようとしています。そこで、先に出てきた生活上の話を補完するものとして、創作活動と自己表現の話がいくらかプラスされる形になります。これが2つ目の軸である「創作の話題」に当たります。本当は「何もしていなくたってその人はその人だ」と言ってよいのですが、ひとまず当メンバーシップの読者像としては、自分なりの創作活動の分野を何か一つは持っている方(これから持ちたいと考えている方)を想定するということです。
「自分らしさ」や「本当の自分」というと、純粋に内面の世界の話かと思いきや、どんな活動形式でどういう表現をしたらその想いが世間の人々に届くのかという点を考えると、外の世界についての話もきちんとしておく必要があります。「社会や他人が自分を悩ませてくるのだ」という一方的な見方に問題があったように、ここでもやはり、片方の視点だけでは十分ではありません。
私はあなたや私が生きている現実についての話をしたいので、「好きなことをやってフリーランスで独立さえすれば自由に生きられます!」みたいなお花畑的ドリームの話はしません。今の職場が嫌で嫌で仕方ないとき、環境を移るとか個別の対処スキルを身につけるということは可能でも、そうした苦労が何もない楽園というのはどこにも存在しないからです。普通の会社員でもアーティスト寄りのフリーランスでも、その点は何をやっても同じです。創作と収益化の話をするとは言っても、それで「食える」ことを約束するわけではないし、食えるようになったからといって「嫌なことが消える」などということはあり得ないです。
ただ、私自身が会社勤めのITエンジニアを長年続ける中で心身をボロボロにして、突然血迷ったかのように背水の陣でフリーの著述業へと転身を図り、いつの間にかそこそこの健康状態を取り戻せて、「マジで儲かってない助けて」と毎日言いながらも意外となんとか好きに生きられている現状を考えると、ここには「離脱して生きる」というコンセプトに対する「あながち夢物語ではない」という希望も存在しているように感じられます。
このメンバーシップでは、あなた自身の苦しい現実をなんとかしていくために、おそらくは同程度に苦しい現実に対処してきた者として、私自身がこれまでに積み上げてきた「自分らしく、よりよく生きる」ための方法論を惜しみなく共有していきたいと思っています。
② どんな悩みを抱える方に来てほしいのか
もしもあなたが以下の項目に当てはまるなら、それは私が「そういう方にこそ読んでほしい」と思っている読者像のど真ん中です。ようこそ!
何らかの意味でマイノリティであり、
それが単なる「悩みごと」では済まずに、具体的な心身の不調に繋がるほど苦しんでいて、
これらの困難を解消させるか、少なくとも折り合いをつけたいと常々考えており、
できれば別の場所に「自分が自分でいるための表現手段」や「仲間と居場所」を見つける(創り出す)ことによって、
人生を「無意味な苦行」から「自分自身の幸せのために頑張るもの」にしていきたい方
メンバーシップのサブタイトルに「少数者」とつけたとおり、私が想定しているのは世間の「普通」から外れることに悩み、苦しんでいる人々です。
他人にうまく合わせられないことに苦しんでいる人もいれば、そうした同調圧力から積極的に抜け出したがっている人もいるでしょう。そんな中で、生きることの意味に深く悩んでいる人もいれば、迫り来る来月の生活費の問題でそんなことに悩んでいる暇もないという人もいるはずです。いずれにせよ、あなた自身が「普通の人々」の世界に身の置きどころがないと感じているのならば、そこから先の細かい違いはさほど重要ではないです。
特に、内向的で人前で器用に立ち回れないタイプや、もっと具体的にうつ病や適応障害などのメンタル疾患、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動症)などの発達障害を抱えており、生活上の課題に他の人々よりもずっと苦労している人の場合、私の話を「これは他でもない自分の話だ」という感覚で受け取っていただける可能性は高いのではないかと思います。
私自身は基本的にラベリングに反対しているので、自分としても「○○当事者です」みたいな話はあまり前面に出さずに情報を発信していますが(熱心な読者さんはたま〜に文中に出てくる単語で気づいてるでしょう)、あなたが「この社会は自分のためには作られていない」と感じているなら、私はあなたの仲間です。
話を再び創作活動に結びつけると、性格的・能力的なバランスの悪さは個性の源泉として、実生活での居場所のなさは創作における動機の切実さと真剣さに転じるものです。単一のメンバーシップの中で「生活の話題」と「創作の話題」を扱うというのは、表面的にはだいぶ離れたトピックだと取られるかもしれませんが、私としてはこれが分離した話だとは思っていません。
私は社会の中で「仮の自分」を運用することの必要性を認めつつも、それが「本当の自分」と分離し、矛盾し、衝突しているような状況をよしとしていません。私たちの苦しみは、他人や世間や自分自身が作り上げた「あるべき姿」のイメージと、それとはまったく無関係に実在している現にそうである自分が24時間365日体制で衝突し続けているという点にあります。仮の自分というのはただの通行証、ただの衣服と靴、ただの通貨でしかなく、それらの圧迫があなた自身を殺すということはあってはなりません。生活は重要ですが、それは人間らしく生きていく上でティッシュペーパーが重要だという程度の意味しか持ちません。
最初に述べた「人生の課題」の全体とは、このような自己の分離と矛盾を統合することなのだと思います。私はまず、その苦しみが心身の不調として表れているような少数の人々に注目し、そこに対する解決案の一部として、創作による自己の確立と居場所作りという提案をすることに至ったわけです。
③ 具体的には、こんな情報を発信します
ここまで、人生の課題という前置き、生活と創作という2つの軸、少数者という読者ターゲットについての説明を行いました。続いて、具体的にどういうメンバーシップ記事をお届けするのかについて、2つの軸から出てくる「4つの主要トピック」に沿って確認していきます。
既に述べたとおり、1つ目の軸である「生活の話題」としては、「社会と折り合う」と「自分を乗りこなす」という視点からお話していきたいと思っています。以下のような情報を求めている人にとって、有益な内容をお届けできると思います。
生きるために本意ではない仕事や人間関係と折り合う必要があり、そこに前向きで無理のないリフレーミング(考え方の枠組みの転換)を行い、自分の力で日々のストレスを受け流せるようになっていきたい方
特に、メンタル疾患や発達障害を抱える人間がこの社会で潰されずに生きていく方法を知りたい方
2つ目の軸である「創作の話題」としては、「個性の確立」と「作品の収益化」という視点に分けてお話をしていきたいと思っています。以下のような情報を求めている方のお役に立てる内容にしていくつもりです。
自分の創作表現の中に一点物の個性を確立し、ファンと呼べる存在を増やしていきたい方
noteで読者の拡大と収益化を行っていくためのノウハウが知りたい方(※内容スカスカの情報で商売する方法ではない、あくまで「創作物の価値の高め方」と「世間の潜在ニーズとの結びつけ方」の話をします)
以上が当メンバーシップの主要トピックになるわけですが、どれかに特に偏るということはなく、ある記事では創作と個性の話題、また次の記事ではメンタルヘルスの話題…といった感じで、なるべく均等に複数のテーマを回していきたいと考えています。
また、これらのトピックは相互に関連するものでもあります。たとえば、個性の確立とは「自分らしさ」の獲得になるわけですが、これは獲得の必要条件として「曖昧で不完全な自分自身と向き合う」というメンタル的な視点がかなり求められるものですし、獲得という結果がその後の毎日の精神衛生にプラスの影響を与えるということも想像できますね。さらに、この確固たる個性というのは、収益化の話題でも必須の要素になってきます。
現実の問題に対処するとき、「これ一つでOK」ということは何もないので、心の話題もお金の話題もそれ単体のノウハウとして扱うのは不適切でしょう。4つの主要トピックが「離脱して生きる」という短いタイトルのメンバーシップにまとまっているのは、以上のような理由によるものです。
④ 反対に、こういうことは書きません
当メンバーシップは、以下に当てはまる方にはお役に立てない内容となっています。
人生を一発逆転できる「たった一つの魔法のアイデア」がどこかに存在すると思っている方
それが月額500円くらいで簡単に手に入ると思っている方
自分自身のためであっても何も本気で頑張りたくない方
「離脱して生きる」とは、疑いようもなく困難な「あなた自身の現実」から逃避するための夢の話をしたいのではありません。私がしたいのは、そのような困難に自分自身の力で対処していくための現実的な考え方と行動習慣の共有です。たまたまその内容がいわゆる「普通」の考え方とは少し異なるだけであって、幸せは現実の社会と現実の人間関係の中で、現にあるあなたとして生きることの中にしか見つかりません。
結局のところ、自分の人生というのは自分の力でなんとかしていく以外にないのですが、そのための知識やノウハウを共有することはできますし、人間同士というのはお互いに励ましや思いやりを交わし合うこともできます。
ここで、この世界で同じように悩みながら頑張っている人(=書き手である私と他のメンバーシップ加入者)がたくさんいると実感することができれば、あなた自身が前向きに毎日を頑張っていける可能性も高まるのではないでしょうか。
メンバーシップも生き物です
最後に、ちょっとした補足を。
漫画をよく読む方はご存知かと思いますが、週刊連載の少年漫画って最初の数巻はまだ絵柄やキャラ設定が固まっていなくて、完結後に読み返すと作風の確立後とのズレになんだかくすぐったくなったりしますよね。
当メンバーシップも基本的に週刊でお届けしていく予定なので、何ヶ月か続けていくうちにテイストや方向性が微妙に変わっていくこともあると思います。新しい見方や深い内容を示そうとせずにお金をいただくというのは私のポリシーに反するので、この点はむしろ「予定調和のテンプレ自己啓発を水で薄めて届け続けるような真似はしませんよ」という私からの約束だと考えてください。可能な限り、読者だけでなく私自身にとっても新しいと感じられる内容をお届けできるよう頑張っていくつもりです。
ひとまず、立ち上げ初期である現時点で考えている「読者にお渡しできる道具」としては、以下のような内容になると思います。(さっきまで説明してきた内容の再整理になりますが…)
ストレスを「最初から発生させない」ための思考と感情の技術
心身が弱すぎる人のための現代社会サバイバルスキル
キャリアと生き方の転換についての提案と、筆者自身の実例の共有
支え合える人間関係を実生活の中に築いていくためのアイデア
共感を呼ぶ創作や自己表現によって、ネット上に「ゆるい連帯」を築いていく方法
ライト層・コア層の両方に読者を広げていくためのnote運営ノウハウ
将来的に方向性が変化してきましたら、またこのページの内容を書き直してお知らせします。
というわけで、メンバーシップの概要の説明は以上です。このあと、少しだけおまけの情報を載せておきます。
おまけ:書籍との関係性
当メンバーシップの方向性は、実は私が今年出した書籍「人間関係が苦手でもなんとかやっていくための本」(2026年出版)で論じた内容とかなり近いものになっています。
特に、この本の「第一章 言葉のラベルを剥がす」で考えた内容は、今回メンバーシップに掲げた「離脱」というキーワードと深い関わりがあります。この第一章は「試し読み版」としてnote上に全文を公開済みです。
一応、当メンバーシップの内容としては、哲学っぽい思索よりも「実践的で具体的な情報」に寄せるつもりではありますが、この本で指摘したような「他人の説明やノウハウはそれ単体であなた自身の問題を片付けてくれるものではない」という根本的な見方は変わらないという形になります。
「試し読み版」として公開済みの第一章より、メンバーシップの基本理念と特に関わりの深い部分を以下にいくつか引用しておきます。ちょっと長くなりますが、3点あります。
1つ目に、自分を「変える」ということがどうしたら可能なのかについて。
「引っ込み思案な性格を変えよう」と思うなら、たぶんそれは失敗するでしょう。本書は「スキルはスキルとして頑張って身につけていく必要がある」という前提を無視しませんし、学びや成長ということに対して「前向きにやっていこう」と言おうとはしていますが、あなたを変えようとしているわけではないのです。正しくもなければ必要でもないものを捨てていくということが本書の中心的な意図であって、その不要品リストには「このままではいけない、人から受け入れてもらえない、だから変わらなければならない」というラベル由来の感情も含まれます。しかし、これらの不要物のすべてを無事に捨てられたなら、そのとき実際に何かが変わるでしょう。
これは他人の言葉による「(Aでなければ)ならない」が正しく捨て去られ、純粋に自分自身の言葉としての「(Bのように)なりたい」が発せられたとき、初めて実現の可能性が見えてくる変化だと言えます。そして、このAからBへの動きの中間地点には「AであってもBであっても別に何も問題ない」「自分は今ある自分でしかない、それでよい」という肯定の境地が存在している必要があります。「AよりもBのほうが正しいし立派だ、Aではいけない、Bになるべきだ」と考えているうちは、そのBはあなたにとっての本物には決してなり得ないからです。
人間は「かくあるべき」の鋳型で変化できるようにはできていません。「べき」は現に存在するあなたとは関係がないし、あなたの周りに実在しているあの人やこの人とも関係がありません。現実に向き合うことだけが現実を変えられるとしたら、言葉のラベル、そこに含まれる暗黙の価値判断、その自動的な受理といった動きを認識して拒否することは、問題解決のための最低条件なのです。
2つ目に、どうしたらこの世で「安心して、自信を持って生きる」ということが可能になるのかについて。
本書の基本スタンスとして「ラベルを捨てて、現実の自己と現実の他者に向き合おう」という方針を掲げたのは、第一には現実の人間関係の改善のためですが、それと同じくらいに重要なポイントとしてお伝えしておきたいのは、「現実の認識」が「あなた自身の安心のため」でもあるという点です。暗闇から目を背けている限り、おばけが存在することへの怯えは決して消えません。問題の本体はその人の心の中にあるので、「おばけが存在しないであろう科学的で論理的な説明」もあまり役には立ちません。人間関係の不安についても同じで、立派そうに見える他人の説明や解釈に安心を求めても意味がないのです。
暗闇への恐怖を克服したいのであれば、他でもない自分自身が暗闇を直視するということが唯一の方法になります。不安は向き合うことでしか解消されません。人の心の動きや人間関係のあり方というものについて、本書で単純なパターン化や「ポジティブな考え方」の類いを否定しているのはそのためです。いかなる説明も提案も慰めの言葉も、それ自体としてあなたを心の底から安心させてくれるような力は持っていません。この点は今ここで間違いなく理解しておく必要があります。
3つ目に、あなた自身の人生の課題について。
以上の内容をこれから一緒に考えていく中で、おそらく何割かの人々は「そういう小難しい話はもういいから、早く具体的で即効性のあるアドバイスをくれ」という反応を示すと思います。
本書としては、こうした反応には沈黙を返すしかありません。最初にパターン化と決めつけを否定したように、本書が指摘しようとしているのは「わかりやすい解答集のコピペでさっさと済まそうとする心理的な習慣」そのものの有害性であり、根本的には、筆者がこの本によって言おうとしている内容は「誰も正解を与えてはくれないという事実を受け入れ、生きることの困難にちゃんと向き合おう」という一文に集約されます。ここに同意していただける読者が少しでもいることを希望します。「誰でも楽に一儲けできる方法を教えてください」という声がどれほど強かったとしても、その質問に対する唯一の正しい答えは「そのような方法は存在しません」というもので、このとき具体的に説明できる答えはすべて虚偽なのです。
おばけの不在証明がそうであったように、これらの探求の過程では「こちらの方角に答えは存在しない」という事実を読者自身が確認し、納得していくということが極めて重要です。反対に、最短経路による直接的な解答の提示があなたにとっての安心や自信に繋がることは決してありません。他人が何を確認したところで、あなたが確認しなかったおばけが消えることはないからです。おばけとは不安であり、疑いであり、満たされなさであり、自分がこの世界に対して無力であるという感覚を指します。それを払拭したいのであれば、私たちは自ら進んで道に迷わなければなりません。そこで厳然たる行き止まりに直面し、その事実を受け入れ、がっかりした顔で引き返し、また別の道へと新たな探索を進めていかなければなりません。人間関係の話題に限らず、この世で「自信を持って生きていく」ということができるようになるのは、おそらくそのようにして自ら道に迷い続けた人だけでしょう。
この記事の内容としては以上です。これらの方針に共感していただけた方々の加入をお待ちしております!
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