ひろしの畑にっき 82 朝顔事件簿
先日ひろしがキッチンにやって来た。
「朝顔の種持ってるなら少しちょうだい。俺のは出てこない…」
あら珍しい。
そう思って、私が持っていた種を見せた。
「赤ちゃん朝顔!」
しかも行灯型。

私の中では——
普通の朝顔はひろし担当。
私はプランターでぶら下げて、小さく可愛く咲くのが見たくて選んだ。
するとひろし、
「あ、それならいらない」
……
失礼しちゃうわ!
「普通のがほしかった…」
とのこと。
え?
普通のはあなたが育ててるでしょ(笑)
せっかく出したので、そのまま私は種を植えることにした。

この高さなら、しゃがまなくてもお世話できるし。
娘に話したら、
「私も欲しい〜!」
と言うので、たくさん蒔いて、ちゃんと双葉が出た子を渡そうと思う。
そしてここで私は、ふと思った。
そういえば……
ひろしの朝顔。
外に直に蒔いていた。
最近、庭には鳩が来る。
もしかして……
もしかして……🕊️🕊️🕊️
ついばんだ?(笑)
もしやそこには、もう種はないのではないか説。
イワナイケド…😜😜😜😜
そんなことを考えていたら、ふと外にいるひろしが見えた。
水をまいて——
じー……
「おっかしいなぁ……」
数歩下がって——
じー……
「まだ出んなぁ……」
また近づいて——
じー……
その後ろ姿。
……あれ?
なんか見たことある。
あっ!…………
🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️🕊️
鳩だ。
鳩みたいに首を少し前へ出して、考え込んでいる。
完全に鳩である。
現在も現場付近を自由に行動中である。
犯人かどうかは、まだ分からない(笑)
でも、言われて出したこの日に植えた私の朝顔は…
もう芽が出ている(笑)

きっと、庭の朝顔は一粒もない…🤫🤫🤫🤫🤫🤫
