スパイダーマンを全部観て気づいた。「売れる営業」とピーター・パーカーは、実はよく似ている
「大いなる力には、大いなる責任が伴う。」
スパイダーマンを象徴するこの考え方。
今回、スパイダーマン作品を一通り観終えて、改めて思ったことがあります。
ピーター・パーカーって、営業マンとして見てもめちゃくちゃ勉強になる。
私は普段、営業の仕事をしています。
仕事と映画はまったく別物ですが、営業目線でスパイダーマンを観ていると、
「これ、営業でも同じだな」
と思う場面が何度もありました。
今回は映画評論ではなく、
「スパイダーマンを完走した営業マンが、ピーター・パーカーから学んだこと」
という少し変わった視点で書いてみます。
※この記事はスパイダーマン作品のネタバレを含みます。
① 最初から「強い人」だったわけじゃない
スパイダーマンの魅力って、最初から完璧なヒーローではないところだと思います。
ピーターは悩む。
失敗する。
判断を間違える。
大切な人を失う。
それでも、また立ち上がる。
これって営業も同じです。
営業を始めた瞬間から、
「話が上手い」
「商談が上手い」
「クロージングが上手い」
そんな人はほとんどいません。
私自身も営業をしていて、
「今の言い方、違ったな」
「もっと相手の話を聞けばよかった」
「なんであそこで決めてもらえなかったんだろう」
と思った経験は何度もあります。
でも、営業で本当に差がつくのは、
失敗しない人ではなく、失敗したあとに変われる人。
ピーターも同じです。
失敗するたびに苦しみ、それでも次の行動を変えていく。
営業も「失敗=向いていない」ではありません。
失敗から何を持ち帰るか。
そこから成長が始まるのだと思います。
② 相手が求めているのは「能力」だけじゃない
スパイダーマンには、とんでもない能力があります。
壁を登れる。
超人的な身体能力がある。
危険を察知できる。
それでも、彼が人々から愛される理由は能力だけではありません。
困っている人がいたら助ける。
街の人と会話する。
子どもにも優しい。
だから彼は、
「親愛なる隣人」スパイダーマン
なんですよね。
営業も似ています。
商品の知識が豊富。
説明が上手い。
プレゼン資料が綺麗。
もちろん全部大切です。
でも、お客様が最後に見ているのは、
「この人は自分のことを考えてくれているか?」
だったりします。
営業側はつい、
「この商品のここがすごいんです!」
と能力やスペックを説明したくなります。
でも、お客様が知りたいのは、
「それで私はどう良くなるの?」
ということ。
スパイダーマンが「能力を見せるヒーロー」ではなく「人を助けるヒーロー」であるように、
営業も、
商品を売る人ではなく、相手の困りごとを解決する人。
この視点を忘れたくないと思いました。
③ 「自分を覚えてもらうこと」が営業のゴールではない
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で個人的に一番刺さったのが、ピーターの最後の決断です。
世界を救うために、
全人類の記憶から「ピーター・パーカー」という存在を消す。
もネッドも、自分のことを覚えていない。
あれだけ大切にしていた人たちから忘れられる。
それでもピーターは、スパイダーマンとして人を助け続けます。
営業をしていると、
「自分を覚えてもらいたい」
「自分から買ってもらいたい」
「自分の成績を上げたい」
と思ってしまうことがあります。
もちろん数字を追うのが営業の仕事です。
でも、本当に大切なのは、
自分が評価されることより、お客様の問題が解決すること。
極端に言えば、
「◯◯さんのおかげです」
と言われなくてもいい。
お客様が、
「これ導入して良かったな」
と思ってくれれば、それで営業としての役割は果たせています。
ピーターの選択を見ていると、
「誰に評価されるか」ではなく「何を残せるか」
ということを考えさせられました。
④ 本当に強い人ほど、一人で全部やろうとしない
スパイダーマンシリーズを通して面白いのが、
ピーター一人の力だけではどうにもならない場面が何度も出てくること。
ドクター・ストレンジ。
アベンジャーズ。
MJ。
ネッド。
そして別の世界のスパイダーマンたち。
ピーターは色々な人に助けられながら戦っています。
営業でも、結果を出そうとすると、
「全部自分でやらないと」
と思ってしまいがちです。
でも実際には、
上司に相談する。
事務に助けてもらう。
現場スタッフに協力してもらう。
他部署の知識を借りる。
こうした力を使える営業のほうが強い。
できる営業=一人で全部できる人
ではなく、
周りの力を借りながら、お客様にとって一番良い結果を作れる人。
スパイダーマンを観ていると、そんなことにも気づかされます。
⑤ 営業にも「大いなる責任」がある
そして、やっぱり最後はこれ。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う。」
営業には、人を動かす力があります。
話し方一つで商品を魅力的に見せることもできる。
知識量の差を使えば、お客様を契約へ誘導することだってできる。
だからこそ、
「売れるなら何をしてもいい」ではない。
私はここが営業にとってすごく大切だと思っています。
売上を作る力が身につけば身につくほど、
「本当にこの商品がお客様に必要なのか?」
を考えなければならない。
必要のないものまで売って、短期的に数字を作る営業。
必要がなければ「今回はやめておきましょう」と言える営業。
一時的な成績だけなら、前者が勝つこともあるかもしれません。
でも長く営業を続けるなら、私は後者でありたい。
営業力という「力」を持ったからこそ、
どう使うかに責任を持つ。
スパイダーマンのこの言葉は、営業にも通じる言葉だと思います。
スパイダーマンを完走して、一番好きになったところ
今回、改めて作品を通して観て感じたのは、
スパイダーマンの魅力は「強さ」じゃないということ。
何度失敗しても。
大切なものを失っても。
誰にも理解されなくても。
最後は、
「それでも自分にできることをやる。」
ここなんだと思います。
営業も毎日うまくいくわけではありません。
断られる。
失注する。
数字が届かない。
頑張っても評価されない。
そんな日もあります。
でも、そこで終わるのか。
「じゃあ次はどうする?」
と考えて、またお客様のところへ行くのか。
派手な営業テクニックよりも、
結局こういう人が長く結果を出し続けるんじゃないでしょうか。
最後に
スパイダーマンを全部観終わりました。
映画としてめちゃくちゃ楽しんだのはもちろんですが、
営業をしている自分には、思っていた以上に刺さる作品でした。
失敗しても立ち上がる。
能力ではなく、相手のために使う。
自分の評価より、相手に何を残せるかを考える。
一人で抱え込まず、周りを頼る。
そして、
力を持ったなら、その使い方に責任を持つ。
ヒーローと営業マン。
まったく違う世界に見えます。
でも、
「自分の持っている力を、誰かのために使う」
という部分は、案外似ているのかもしれません。
営業で数字に追われていると、つい「売ること」が目的になってしまいます。
そんなときこそ思い出したい。
あなたは何のために、その商品を売っていますか?
私も明日からまた、
「親愛なる隣人」
……とまではいかなくても、
「困ったときに最初に思い出してもらえる営業」
を目指していきたいと思います。🕷️
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
