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とっておきの京都手帖9 早わかり祇園祭


小暑しょうしょ/ 祇園祭を楽しもう>





日本最大級の祭、祇園祭。

動く美術館と言われる34基の絢爛けんらんたる山鉾やまほこを、全て見て回るにはたいそうな時間がかかる。

じっくり見ていると、おそらく何年もかかるだろう。



そんな時は、ざっくり俯瞰ふかんするのが良い。


JR京都駅ビル2階、南北自由通路 北側スペースでは、祇園祭の歴史や魅力を伝えるパネルや、山鉾やまほこのミニチュアが展示されている。


ミニチュアは、有職京人形 小刀屋こがたなや忠兵衛ちゅうべえさんの作品だ。


また、昭和時代において、京都ゆかりの日本画家  福田平八郎や池田遙邨ようそんたちが描いた、「祇園祭」をテーマにした「官製絵はがき」も展示されている。

展示期間は7月3日(水)〜31日(水)まで。


祇園祭提灯装飾
京都駅ビル 2階 西口広場


画家の個性的なタッチで描かれた絵はがきは
どれを見ても楽しい
山鉾のミニチュアが配置され祇園祭の雰囲気が一目瞭然
ミニチュア山鉾は小刀屋忠兵衛作



そして、長刀鉾なぎなたほこが建てられる大丸京都みせには、1階店内案内所前に特設会場があり、祇園祭をより身近に感じることができる。


10分の1のスケールで作られた長刀鉾なぎなたほこの超絶レプリカをはじめ、それぞれの山鉾町で授与される全34種のちまきも展示されている。

いずれも展示のみだ。


<期間> 長刀鉾なぎなたほこレプリカ、全34種のちまき  
     7月1日(月)〜24日(水)


四条通りに面した大丸1階正面入口横のショーウィンドウには、 大船鉾おおふねほこの黄金色に輝く龍頭と、そのモデルになった瀧尾神社の木彫の龍頭が入れ替えで展示される。

間近で見ることができ、それはそれはもう迫力満点だ。


<期間> 大船鉾おおふねほこ 黄金の龍頭  
     7月1日(月)〜12日(金)


     瀧尾神社木彫の龍頭 
     7月13日(土)〜31日(水)


京都駅ビル、大丸京都みせの展示は無料。


後祭のくじ取らずとして殿(しんがり)を務める大船鉾
大船鉾は船首に大金幣(だいきんぺい)と龍頭を年ごとに代え巡行する
2022年7月24日


次は、京都府文化博物館の2階総合展示室。

こちらは有料だが、本格的に祇園祭を知りたい方にはとても参考になる。



7月16日、17日、24日だけ、同階フィルムシアターでは、総合展示の一部として、
映画「祇園祭」が特別に上映される。


1968年、日本映画復興協会による作品で、カラー・167分とかなりの長編だ。

応仁の乱以後、33年途絶えていた祇園祭を復興させた町衆まちしゅうの姿が描かれている。

私も、何度も観た。

構想から制作に7年要したという。

史実考証などには、当時賛否もあったが、昭和時代のオールスター俳優が勢揃いの中、主役は、エキストラとして参加した1万人を超える京都市民だ。


コロナという100年に一度の疫病が起こった事もあり、疫病払いのお祭りである山鉾やまほこ巡行のラストシーンには考えさせられる事もあり圧巻だ。



「祇園祭」に興味のある方は、是非、ご一見頂きたい。


(問い合わせ先)

京都駅ビル   
https://www.kyoto-station-building.co.jp/contact/

大丸京都店   
075-211-8111

京都文化博物館 
https://www.bunpaku.or.jp/contact/faq/
075-222-0888






7月の掲載は、「祇園祭」シリーズとしてお届けしたい。





<参考> 京都駅ビル公式サイト
     大丸京都店公式サイト
     京都文化博物館公式サイト


<(c) 2024    文 白石方一 編集・撮影 北山さと 無断転載禁止>

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