【AI用語図解シリーズ】#2 知っておくと一歩先に行けるAI用語5つ|AI×情報編
今回はAI×情報です。
AIの基本用語は#1でまとめました。今回は「よく聞くようになったけど、ちゃんと知らない」という、一歩先の用語を5つに絞って解説します。
知らなくても困らないけど、知っておくとAIニュースの解像度がぐっと上がります。
このたびデザインを全面的に改定いたしました🦉
1. RAG(検索拡張生成)

「Retrieval-Augmented Generation」の略。
普通のAIは、学習済みの知識だけで回答します。そのため最新情報や社内資料には対応できません。
RAGを使うと、AIは回答する前に関連する資料を検索してから答えます。「カンニングペーパーを見ながらテストを受ける」イメージです。
Google の NotebookLM がわかりやすい例で、入れたファイルだけを根拠に答えてくれます。回答のどこが根拠かも画面上で確認できます。
2. マルチモーダルAI

「モーダル」とは情報の種類のこと。
従来のAIは文字を打って質問するのが基本でした。マルチモーダルAIは写真を見せる・声で話しかける・ファイルを渡すなど、複数の形式に対応しています。
「この料理のカロリーは?」と写真を見せる、録音した音声を文字に起こす、PDFを渡して要約させる。こうした使い方がすでに実現しています。
ChatGPT・Gemini・Claudeはいずれもマルチモーダル対応です。
3. Microsoft Copilot(コパイロット)

飛行機の副操縦士(コパイロット)が名前の由来です。
操縦するのはあくまで機長(=あなた)。AIはとなりでサポートするだけ、という思想がこの名前に込められています。
MicrosoftはこのAIをWordやExcel、Teams、Outlookに直接組み込みました。新しいツールを覚える必要がなく、いつもの画面の中にAIがいるのが最大の特徴です。
議事録の自動生成、メール返信の下書き、データ分析の自動化。これらが言葉で指示するだけでできるようになっています。
4. ファインチューニング(微調整)

既存のAIに、専門知識や特定のスタイルを追加学習させる技術のことです。
AIはそのままだと汎用的な回答しかできません。自社のトーン、業界特有の用語、特定のフォーマット。こうした「らしさ」を学ばせるのがファインチューニングです。
「新入社員に自社のルールや文化を研修で教える」イメージが一番近いです。
1で紹介した RAG とよく混同されますが、最新情報を参照させたいなら RAG、スタイルや専門知識を身につけさせたいならファインチューニングと使い分けます。
5. AGI(汎用人工知能)

「Artificial General Intelligence」の略。
現在のAIは得意なことが決まっています。文章を書くのが得意なAI、画像認識が得意なAI。これらは特化型AIと呼ばれます。
AGIはその壁を超えた存在で、人間と同じようにあらゆる知的作業をこなせるAIを指します。
重要なのは、AGIはまだ存在しないこと。実現時期についても専門家の間で意見が大きく割れています。夢の技術である一方、「制御できなくなるリスク」も真剣に議論されており、AI安全性の研究が世界中で急務となっています。
まとめ
✅ RAG(検索拡張生成)
資料を検索してから答えるAI
✅ マルチモーダルAI
テキスト以外も扱えるAI
✅ Microsoft Copilot
いつものツールに組み込まれたAI
✅ ファインチューニング
AIに専門知識を追加学習させる技術
✅ AGI(汎用人工知能)
あらゆる作業をこなせる(まだ存在しない)AI
読んでくれてありがとうございます。次の記事でまた。
