医療療養型病棟におけるミッドラインカテーテル活用の実際(概要編)
当院では医療療養型病棟において、長期人工呼吸器ケアユニットを拠点に「静脈路確保困難症例(DIVA)」への対応を強化してきました。
その中で注目したのが ミッドラインカテーテル(Midline Catheter:MLC) です。
当院の調査では、PIVC(末梢静脈留置カテーテル)は平均1.8日しか持たず、頻繁な交換が必要でした。
その結果、患者さんは月に何十回もの穿刺に苦しみ、看護師は「入らない」ストレスに追われる毎日。
一方でCVCやPICCは「侵襲が高い・本人や家族が躊躇する」といった現場ならではのハードルがあり、僕たちは「その間を埋めるデバイス」を模索していました。
そこで導入したのがMLCです。
特定行為研修を修了した看護師が、PICC挿入経験を活かしてエコーガイド下•セルディンガー法で確実に挿入し、安全性を確保。結果として、「14〜28日間で穿刺1回」 という持続性を実現し、患者さんの疼痛・不安は大幅に軽減しました。
また、看護業務としても ルート確保に割かれる時間や人員が劇的に減少。その分、ケアやACP(人生会議)支援へ力を注げるようになりました。
今後の連載予定(3部構成)
本記事はあくまで「概要編」です。詳細は3部に分けて、順次公開していく予定です。
続編もぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです!
