AIバブル崩壊を生き抜く防衛策
大学病院でしか対応できない難治疾患を抱える患者のために必死で働き、ふと気がつくと日本はデフレ経済からインフレ経済に移行し、実質賃金は目減りしていた。正直に言おう。時給換算すればアルバイト以下になりかねない大学病院のタイパは、お世辞にもいいとは言えない。
私は大学病院本院に勤務する消化器内科の診療教授であり、内視鏡センター長を務めている。早期大腸がんの内視鏡治療を専門とし、日々の過酷な臨床、研究、教育、さらにはセンター長としての管理業務、学会活動、無報酬の医学雑誌の査読、治験、講演、そして外勤アルバイトと、極限まで多忙な日々を送っている。
昨今の時事ニュースを見渡せば、日本経済が直面している地殻変動は明らかだ。2026年2月現在、グローバル金融市場は歴史的なパラダイムシフトの只中にある。米国では、巨大テクノロジー企業によるAIインフラへの過剰投資が引き起こす金融危機のリスクと、それに連動して膨張した商業用不動産担保証券の潜在的デフォルトリスクがシャドーバンキング全体に暗い影を落としている。さらに、1月末のウォーシュ次期FRB議長指名ショックにより、金融引き締めへの警戒感から、市場はわずか72時間の間に純金やビットコインなどの非金利資産に歴史的な暴落をもたらした。
一方で、日本国内は高市早苗首相率いる与党の歴史的勝利により、総額21.3兆円規模の強烈な財政出動を伴うサナエノミクスが本格始動し、独自の強力なサイクルに突入している。防衛費の劇的な増額や、飲食料品の消費税ゼロ化構想など、特定産業に莫大な追い風が吹いているのだ。
しかし、現在のインフレ経済は大学病院に勤務する医師、そして広く日本の給与所得者にとって最大の問題点となっている。国によって定められた診療報酬が絶対的な収入源である以上、難しい症例に対峙するための優秀な人材が必要であるにもかかわらず、人件費を上げる事は極めて困難な財政状況にある。ハードワーク希望者が減少し、働き方改革によって若いのに長時間働けなくなった給与所得者が街にあふれている。新卒医師が高収入な美容外科医の道を選ぶのも日常となり、外科医は減り続ける一方だ。
病魔と最前線で対峙する我々医師は、さながら悪鬼滅殺を掲げる鬼殺隊である。私のような教授、准教授、講師陣は鬼殺隊の柱として、次世代を担う若き医師たちを一対一で指導している。それはまさに、スターウォーズにおいてジェダイマスターがパダワンを導くジェダイ寺院の営みそのものだ。時折、過酷な環境に耐えかねてダークサイドに堕ちてしまうパダワンがいることには心を痛めているが、高度医療を国民に提供し、次世代を育てる大学病院の存在意義は揺るがない。
漫画、鬼滅の刃において、鬼殺隊を長きにわたり統率してきた産屋敷一族は、その先見の明による資産運用から生み出された莫大な財で組織を支えていた。この財力がなければ、鬼舞辻無惨と対峙することは不可能だっただろう。現実世界で病魔と戦う我々にも、そしてインフレという静かなる脅威に直面する給与所得者にも、生き抜くための財を築く資産運用が不可欠なのだ。トマ・ピケティが指摘した通り、労働のみでの資産形成は資産運用益に勝てない。
私はこの危機的な状況を察知し、個人投資家としての歩みを始めた。寝る間も惜しい激務の私が、なぜ銘柄分析に時間を割いたのか。それは、この荒波を乗り切るための盾と剣が必要だったからだ。日中のザラ場を見る余裕など一切ない。私の投資スタイルは、夜間に成行や指値の注文を入れるだけで利益を積み上げる完全放置スタイルを貫いている。
現在の私のポートフォリオは、国内株式や米国株式、投資信託を中心とする証券口座資産と「オルタナティブ資産」に配分して、堅牢かつ攻撃的なオールウェザー型の構成となっている。これにより、法定通貨の目減りを防ぎ、市場の暴落時においても強制売却を回避できる強力な耐久力を備えているのだ。
ジョジョの奇妙な冒険、黄金の風に登場するジョルノ・ジョバァーナはこう言った。
「覚悟とは暗闇の荒野に進むべき道を切り開くことだ」
心を燃やせ、と叫びたくなるような理不尽な労働環境において、自己犠牲だけでは道は開けない。この記事を読むことで、給与所得に依存せず、投資によってあなた自身の時間を確保できる経済力を得る未来が見えるはずだ。株式投資には、過剰な労働やアルバイトを減らし、自由な時間を取り戻す力がある。
では、過酷な労働環境とサナエノミクスの波を乗り越えるため、具体的にどのような銘柄に目を向け、明日のカンファレンス中も資産を守り抜くためにどのような指値を入れておくべきなのか。
このインフレ経済への転換期の生存戦略を知るコストは、休日のランチ代程度です。
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