「子育てって、お母さんだけのもの?」
毎日、一緒に子育てをしているはずなのに。
「なんで私ばっかり…」
そう思ってしまう日はありませんか。
でも、本当に「子育ての役割」って
最初から決まっているものなのでしょうか。
今日は、タツノオトシゴの話。

子どもが熱を出した日。
夜泣きが続いた日。
ご飯を食べてくれなかった日。
「なんで私ばっかり…」
そんな言葉が、心の中をよぎることがあります。
もちろん、お父さんだって頑張っています。
でも、どうしても偏ってしまう日もある。
子育ては、毎日が予定どおりには進みません。
だからこそ
「誰がどこまでやるか」が気になってしまうのも
自然なことです。
でも——
本当に、子育ての役割って最初から決まっているのでしょうか?
違う見方もあるのかもしれません。
海の中で暮らすタツノオトシゴは
とても不思議な生き物です。
タツノオトシゴは
メスがお腹に卵を入れ、
オスのお腹にある「育児のう」で
赤ちゃんを育てます。
そして最後は、
オスが何十匹、何百匹もの赤ちゃんを海へ送り出します。
「お父さんが赤ちゃんを産む魚」と聞くと
少し驚きますよね。
海の世界では
「子どもを育てるのはお母さん」という決まりはありません。
その種に合った形で
役割を分け合っているだけなんです。
もちろん、人間と同じではありません。
でも、この話を知ると、
「母親だから」「父親だから」ではなく
「そのときできるほうが支える」
という考え方もあるのかな、と感じます。
子育ては
毎日きれいに半分ずつ分けられるものではありません。
仕事が忙しい日もある。
体調が悪い日もある。
余裕がゼロの日なんて、
洗濯物の山を見ただけでため息が出ることもあります。
(山は見ないふりをする才能も、ときには必要です。)
だから、
それは「どちらかがサボっている」のではなく、
「家族で役割を入れ替えながら生きている」のかもしれない。
そんな見方があってもいい気がします。
もちろん
「うちはそんなふうにいかないよ。」
そう思う日もあるでしょう。
それでも
全部を一人で抱え込まなくていい。
完璧に分担できなくても大丈夫。
できる人が少し前に出て
余裕が戻ったらまた交代する。
その繰り返しでも
家族はちゃんと前に進めるのだと思います。
🐨 親も生き物です
このシリーズでは
生き物の“生存戦略”から
子育てを少し軽くするヒントを探しています。
今回のタツノオトシゴも
完璧じゃなくていい生き方を
そっと教えてくれました。
役割は、決めつけるものではなく
そのときの家族に合わせて変わってもいい。
だって私たちも、生き物だから。
次の生き物にも会いに来てください。
今日、誰かを少し頼れたなら、それも立派な子育て。
🐚次回はこちら
「変わることは、悪いこと?」
小さくなった貝殻をそっと手放し
新しい居場所へ引っ越していく。
▶️ 成長するたびに家を変える、ヤドカリの話
お楽しみに。
