「ママ辞めます」宣言、発令。
昨日仕事を終えて帰宅した夜。
玄関を開けた瞬間、いつもと違う空気を感じた。
なぜか家の中がやけに静か。
そしてリビングでは、3人の息子たちが
小人のように、まるで軍隊のようにテキパキと動いていた。
長男は洗濯物を畳み、
次男はテーブルを拭き、
三男は皿を丁寧に拭いている。
……いや、うちの子たち、こんなに家事スキル高かったっけ?
その動きには、いつもにない「緊張感」が漂っていた。
空気がピリピリしている。
父の直感が告げる
これは何かあったな。
嫌な予感しかしない。
恐る恐る寝室へ向かうと、
そこには静かに怒りをまとった妻が。
「夕飯、できてから10分経っても誰も来なかったの。」
低い声。目線はスマホ。
怒っている。いや、冷えている。
原因を聞いてみると
そう、「Switch」だった。
3BOYs、ゲームに夢中で食卓をすっぽかしたらしい。
そして、ついに出たあの言葉。
「もうママ辞めます。」
久しぶりに聞いた、「あの宣言」。
発令と同時に、家庭内は非常事態宣言レベルの緊張に包まれていた。
でもその夜思った。
妻が怒るのは、やっぱり家族を大切にしてるからこそだ。
「ママを辞めたい」ほど頑張ってる証拠。
たぶん今日の朝には、また笑ってる。
けど、Switchだけは、しばらく封印される予感。
