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sinoayakouri
三丁目の目撃
とある三丁目にある家の中で、
それは、発見された。
朝8時、妻、出勤。
そのとき、他の家族3人は、
床に転がっていた。
それぞれが、それぞれの完成形で。
トド。アザラシ。柴犬のへそ天。
「まあ、いつものやつだ」と思って
妻は家を出た。
――8時間後。
帰宅した妻がリビングに入って固まる。
これは、デジャブか。
タイムトリップか。
いったん、玄関に戻る。
無表情のまま、リビングに戻る。
もう一度それを見た。
まったく同じ場所に、
まったく同じ角度で、
まったく同じ状態の“生き物たち”がいた。
果たして・・・・。
聞いてはならぬ。
誰も。
何も。
