【企画参加】お題 : ソーセージ座流星群|#毎週ショートショートnote
ある日、地上に流星群が降り注いだ。
次から次に、降り注いだ。
気がついたときには、男の周りに人はいなかった。
終末は核戦争か資源の枯渇かと騒がれていたが、現実はこんなものだ。
ああ、しょうもない。
こんなことならもっとお腹いっぱい食べておけば良かった。
男はただ、立ち尽くす。
そうだ。空腹だ。
とにかく空腹を満たさなければ。
雨あられと降り注ぐ流星。
赤い尾を引く星たち。
枯れ果てるサバンナで、暴れる水牛の群れ。流星の群れと交わり香ばしい匂いを漂わせる。そう。あれが我々のソーセージ座流星群だ。
でも、どうしてだろう。追いかけても追いかけても、なにもない。食べたいのに、なにもない。
ソーセージになったはずの水牛たちはどこに行ったのだろう。こんがりと焼き目のついた、贅沢なメインディッシュ。追い求めても、見つからない。食べたいのに、見つからない。
歩いて、歩いて、いつのまにかたどり着いた海は、沸騰している。茹で上がった魚たちもソーセージのはずなのに、追いかけても見つからない。食べたいのに、なにもない。
———————
田原にかさんの以下企画に、参加させて頂きます。よろしくお願いします。
――――――
この作品を気に入って頂けた方は、以下も是非。
