日本は食料自給率100%は困難

食料自給率100%を目指す、という記事が流れてきた。

「高市早苗首相が京都府内2カ所で演説 「責任ある積極財政」を強調 衆院選後半戦」  | 京都新聞デジタル https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1650187

食料自給率100%を目指すには2つの方法がある。
①海外から食料や家畜のエサ(飼料)を一切輸入しない。
②海外から輸入される食料・飼料以上に国内で生産し、海外に輸出する。

どちらにしても困難。

現在の日本人の食生活を続けようとすると一人あたり14a、明治の食生活(肉はほぼなし、たまに魚)で6aの耕地が必要。日本人口1億2500万人だとすると、前者で1750万ha、後者で750万haの耕地面積が必要。現在の耕地面積が約424万haだから、全然足りない。明治の食生活に節約したとしても、7000万人養うのがやっとで、5500万人は餓死してください、という計算に。
日本の歴史で過去最大だった耕地面積約600万haを確保したとしても、明治の食生活で1億人養うのがやっと、2500万人は餓死してもらうことに。
つまり、日本は狭すぎて、全国民を養うだけの耕地面積を確保できない。人口が十分減る数十年後までは、海外から食料を輸入し続けないといけない宿命。

二毛作や二期作など、1枚の田んぼで二回も三回も収穫する努力をしても、かなり厳しい。

詳しくは拙著「そのとき、日本は何人養える?」参照。 https://www.amazon.co.jp/そのとき、日本は何人養える-食料安全保障から考える社会のしくみ-篠原信/dp/4259547763

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