誠の多様性──互いの志を理解し合うということ
代表が考える「誠」とは?
「誠」とは何だろう。
誠実であること。
筋を通すこと。
自分の嘘に負けず、志に向き合い続けること。
私にとっての「誠」は、
会津の日新館で子どもたちが学んだ「什の掟」に近い。
・誰にでも親切に
・卑怯な振る舞いはしない
・弱い者をいじめない
・嘘をつかない
・困っている人がいたら助ける
──そして、「ならぬことはならぬものです」
これは“どう生きるか”を自分に問うための、普遍的な指針だ。
けれど幕末の日本を見渡すと、
同じ「誠」という言葉を掲げていても、
その形は驚くほど違っていた。
会津の誠。
新選組の誠。
薩摩の誠。
長州の誠。
坂本龍馬の誠。
それぞれの立場、それぞれの覚悟によって、
誠は何通りもの姿を持っていた。
だから私は思う。
誠はひとつの形ではない。
互いの誠を理解し合えたなら、
本来は手を取り合えるものだと信じたい。
もし、あの時代の日本で
違う誠を掲げた人々が“理解”でつながっていたなら──
会津の歴史はあれほど悲惨なものには
ならなかったのではないかと、今でも思う。
誠とは、
自分が信じた志に正直であること。
その志に筋を通そうとする姿勢。
そして、他者の誠にも耳を傾ける勇気。
新誠館Labでは、
歴史から誠の形を一つに決めつけるのではなく、
多様な誠を見つめ直し、
“今を生きる私たちの誠”を探していきたい。
誠は、ただの美しい言葉ではなく、
生き方そのものだから。
