アブダビ3泊4日はいくら? ドバイと比べてわかった「意外と手が届く」リアルな総額
「アブダビ」と聞くと、石油の富、きらびやかな高級ホテル、世界最大級のモスク。
そんな「お金がかかりそうな街」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
実際、私もこの街に住むまでは、漠然と「中東は物価が高い」と思っていました。
でも、暮らしながら旅行者の方を案内してみると、その印象は少し違うことに気づきます。
アブダビは、工夫しだいで予算をしっかりコントロールできる街です。
しかも、同じUAEのドバイと比べても、費用は抑えやすい傾向があります。

今回は、アブダビを3泊4日で旅したときの費用を航空券から食事、観光、お土産まで費目ごとにすべて公開します。
ドバイの費用感とも比べながら、「結局いくらあれば足りるのか」をはっきりさせていきます。
そもそもアブダビ旅行は高いのか
結論からお伝えすると、アブダビ旅行は「高くしようと思えばいくらでも高くできるし、抑えようと思えばしっかり抑えられる」街です。
たしかに、1泊10万円を超える超高級ホテルや豪華なディナーは存在します。
でもそれは「選べる」というだけで、旅のすべてがその価格帯になるわけではありません。

むしろアブダビには、お金をかけずに楽しめる場所がたくさんあります。
世界最大級のシェイク・ザイード・グランドモスクは入場無料。
海沿いに広がるコーニッシュ・ビーチも無料で夕暮れの散歩だけでも十分に満たされます。
「中東=高い」というイメージは、きらびやかな一面だけが切り取られて広まったもの。
実際の予算は、どこにお金をかけるかで大きく変わります。
ここからは、スタンダードな3泊4日を想定して、費目ごとに積み上げていきます。
費目別シミュレーション(3泊4日・ひとり分)
ホテルは1室2名利用を前提に、ひとりあたりの目安を費目ごとに見ていきます。
航空券:約100,000円

日本からアブダビへは、エティハド航空の直行便で往復14万円前後から。
経由便を選べば、時期によっては8〜10万円台で見つかることもあります。
航空券は旅費の中でいちばん変動が大きい部分です。
時期と予約のタイミングしだいで、ここが数万円単位で動きます。
宿泊:約25,000円(3泊)
4つ星・朝食付きのホテルが、1室1泊1.5万円前後。1室2名で使えば、ひとりあたり1泊7,500円ほど、3泊で約25,000円です。
オフシーズンや早割を使えば、1泊1万円台前半のホテルも見つかります。
食事:約20,000円

ローカル食堂のシャワルマやケバブなら1食700〜1,800円ほど。
モールのフードコートで2,000〜3,500円、レストランでのディナーで4,000円前後が目安です。
朝食はホテル代に含め、昼を軽め、夜をしっかり、と組み立てれば、1日6,000円ほど。
3泊4日で約20,000円に収まります。
現地交通:約8,000円
アブダビのタクシーは、日本よりかなり割安です。
初乗りは150円ほどで、10分乗っても2,000円に届きません。
市内はコンパクトで、主要スポットの多くが車で15分以内。
空港送迎と合わせても、滞在中の交通費は8,000円ほどで足ります。
観光・アクティビティ:約25,000円

グランドモスクは無料、ビーチも無料。
一方で、海に浮かぶように建つルーブル・アブダビや、砂漠サファリ、ヤス島のテーマパークは有料です。
無料スポットと有料スポットをバランスよく組み合わせれば、観光費は25,000円ほどが一つの目安になります。
お土産・海外旅行保険:約12,000円
デーツやスパイスは、スークでまとめ買いするとぐっと手頃。
お土産代を10,000円ほど、3泊4日の海外旅行保険を2,000円ほどと見ておくと安心です。

合計すると、3泊4日・ひとりあたりで約190,000円。
時期や過ごし方によって、おおよそ15〜25万円の幅に収まるイメージです。
旅費は「時期で」で変わる
ここまでの金額は、あくまで標準的な時期を想定した目安です。
実は、アブダビ旅行の総額は「いつ行くか」でも大きく変わります。
過ごしやすいのは、気温が落ち着く10月から4月ごろ。
観光にはこの時期がベストですが、世界中から旅行者が集まるぶん、航空券もホテルも高くなりがちです。
反対に、6月から9月の夏は日中40度を超える日も多く、屋外での観光は限られます。
そのかわり、航空券やホテルは一年でもっとも安くなる時期です。
日中はモールや屋内施設で過ごし、涼しくなった夜にコーニッシュへ出かける。
現地の人と同じリズムで過ごせるなら、費用をぐっと抑えるチャンスでもあります。
予算を優先するか、快適さを優先するか。
ここを決めるだけで、同じ3泊4日でも総額は数万円単位で変わってきます。
ドバイと比べて、どれくらい違うのか
同じUAEでも、アブダビとドバイでは費用感が少し異なります。

まず、ホテル。同じグレードで比べると、アブダビはドバイより1〜2割ほど手頃に泊まれる傾向があります。
次に、観光。
アブダビは無料・低価格で楽しめるスポットの比率が高く、ここで予算を抑えやすいのが特徴です。
ドバイの3泊5日が一般的に15万円ほどからと言われるのに対して、アブダビの3泊4日は、過ごし方しだいで同じくらい、あるいはそれ以下に収めることもできます。
そして、うれしいのは「どちらか一方を選ばなくてもいい」ということ。

アブダビとドバイの間は、バスで片道25ディルハム(約1,050円)ほど。
にぎやかなドバイと落ち着いたアブダビ、その両方を味わう旅も十分に現実的です。
費用で比べると、アブダビは「落ち着いた雰囲気を、抑えめの予算で楽しめる街」と言えます。
もうひとつ、総額を左右するのが「何人で行くか」です。
今回のシミュレーションは、ホテルを1室2名で使う前提でした。
宿泊代は基本的に「1部屋いくら」で決まるため、ふたりで分ければ、ひとりあたりの負担はぐっと軽くなります。
タクシーや砂漠サファリなど、人数で割れる費用も同じです。
一方、ひとり旅の場合は、部屋代をまるごと負担することになるので、宿泊費は今回の目安より少し高めに見ておくと安心です。
それでも、無料スポットを上手に組み込めば、ひとりでも十分に予算は調整できます。
友人同士やカップルで部屋をシェアするほど、アブダビの「コスパの良さ」は際立ちます。
誰と行くかも、予算を考えるうえで意外と大きなポイントです。
予算をさらに抑えるコツ

1つ目は、航空券。
時期をずらし、経由便も視野に入れると、ここが最も大きく変わります。
2つ目は、無料スポットの活用。
グランドモスクやコーニッシュ・ビーチ、公共ビーチを旅程に組み込むだけで、観光費は自然と下がります。
3つ目は、食事。
ローカル食堂やスークを上手に使えば、食費もお土産代も抑えられます。
4つ目は、移動。
基本はタクシー、長距離はバス、と使い分けると交通費が締まります。
どれも難しいことではありません。
少し意識するだけで、総額は思った以上にコントロールできます。
現地でのお金の持ち方
予算の見通しが立ったら、現地での「お金の持ち方」も少しだけ意識しておきましょう。
アブダビではクレジットカードがほぼどこでも使えるため、現金をたくさん持ち歩く必要はありません。
ホテルもレストランもモールもカード一枚でスムーズに支払えます。
ただし、スークでの買い物やタクシー、ちょっとしたチップには、少額の現金(ディルハム)があると安心です。
両替は日本で少しだけ済ませ、足りない分を現地のATMや街なかの両替所で補うと、レート面でも無駄が出にくくなります。
ちなみに、日本のパスポートがあれば観光目的で30日間はビザなしで滞在できます。
お金の準備と合わせて、出発前に確認しておくと安心です。
まとめ:思っているより、ずっと現実的

アブダビ3泊4日の費用は、スタンダードなプランで、ひとりあたり約19万円。
過ごし方しだいで、15〜25万円ほどの幅に収まります。
そしてその金額は、同じUAEのドバイと比べても、決して高くはありません。
むしろ、落ち着いた時間と抑えめの予算を両立できる行き先です。
「中東は高そう」という思い込みで候補から外していたなら、一度、数字で見直してみてください。
きっと、思っていたよりずっと現実的な場所に見えてくるはずです。
追伸
予算の話をしてきましたが、アブダビの本当の価値は、数字には表れない部分にあると感じています。
急かされない時間。
余白のある空間。
人の穏やかさ。
それらは値段がつかないけれど、旅のあとにいちばん長く残るものでした。
次回は、アブダビのベストシーズンや、日本からのアクセスについても書いていく予定です。
このnoteが、あなたの「行ってみたい」を、「行けそう」に変えるきっかけになればうれしいです。
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