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第12話 バウムクーヘンにつられてヘーベルハウスに入った日の話

こんにちは。

前回、クラシスホームとの打ち合わせを終えた私たちは、次の予定であるミサワホームとの打ち合わせのため、とある住宅展示場へ移動しました。


クラシスホームとの打ち合わせが思ったより早く終わったため、展示場には少し早めに到着。

今回訪れた展示場は、以前行った場所とは別で、モデルハウスの数も多く、初めて聞く建築会社の名前もたくさん並んでいました。

家づくりを真剣に考え始めた私たちにとって、住宅展示場はまるでテーマパーク。

「あれも気になる」「これも見てみたい」と、自然と目がキラキラしてしまいます。

打ち合わせの時間まではまだ少し余裕があったので、展示場内をウロウロしながら、ベンチで少し休憩することにしました。

……が、そんな私たちを各ハウスメーカーのスタッフさんたちは放っておいてくれません。

歩くたびに、モデルハウスの玄関前に立つスタッフさんから声をかけられます。

とはいえ、安易に入ってしまうとアンケートを記入し、営業さんが自動的に担当につくことになるので、「予約があるので」とお断りし続けていました。


しかし、そんな中でとあるハウスメーカーの声かけにより、つい見学してしまうことになります。

その日は偶然にも、モデルハウスが新しく建てられたばかりで、オープン記念のイベントが開催されていました。

見学者にはバウムクーヘンとサランラップがもらえるとのこと。

私はサラッと通り過ぎようとしたのですが、
妻が「景品もあるし、新しいモデルハウス見たい」と言い出し、結局入ることに。

そのハウスメーカーは――
ヘーベルハウスでした。

当時、私が持っていたヘーベルハウスのイメージは
「富裕層が建てる家」
「大手ハウスメーカーの中でもトップクラスの高価格帯」

正直、
「ここで建てることは絶対にないな」
と思っていました。
(そう言いながら、積水ハウスや大和ハウス、住友林業も見に行っているのですが…笑)

最初はやめておこうと思ったものの、
「だからこそ参考程度に見てみるのもアリか」
と考え直し、時間も限られていたので
「本当に軽く見るだけで」と伝えて見学させてもらうことにしました。


中に入ると、新築イベントということもあり、すでに多くのお客さんが見学されていました。

スタッフさんにリビングのソファへ案内され、アンケートを記入。

記入が終わる頃、40代半ば〜後半くらいの男性営業の方が挨拶に来られました。

丁寧で落ち着いた挨拶に、第一印象はかなり良かったです。


簡単なヒアリングのあと、
「次にミサワホームとの打ち合わせがあるので、軽く見させてください」
と伝えると、快く了承してくださり、モデルハウス内を案内してもらうことになりました。

モデルハウスはというと――
新築なので当然ですが、とにかく綺麗でおしゃれ。

まさに“高級住宅”という雰囲気で、
「手は届きそうにないけど、憧れの家」
そんな印象でした。

ちなみに、このモデルハウスの住人設定は
50代のお医者さんのご主人と奥さま、そして20代の医学生の息子さんと学生の娘さんの4人家族。

医学生の息子さん……
「将来はお父さんの病院を継ぐのかな」なんて想像しながら見ていましたが、
もうこの時点で現実味がないんですよね(笑)

そりゃ、こんな家なら子どもも独立せず一緒に住みますよね。

私たちはただの会社員なので、完全に“理想の家”という位置づけでした。


案内に戻り、営業さんの説明はとにかく丁寧。

各部屋で使われている建材やこだわりポイントを細かく説明しながら、
「ここで暮らすとしたら…」
と、実際の生活をイメージさせるような話し方。

その中で自然とこちらの情報も引き出していく、
「あ、この人、上手いな」
と感じる営業さんでした。


特に印象に残ったのが、ヘーベルハウスの「そらのま」。

「そらのま」は、2階リビングの天井を“ひらく”という発想から生まれた半屋外空間で、室内のように使えるベランダのようなスペース。

光や風を感じながら過ごせて、周囲の視線も気にならない。

子どもが遊んだり、家族でくつろいだりするにはとても魅力的だと感じました。

ただ、広い庭を求めている妻の理想とは少し違い、私たちの家づくりの方向性とは合わないかな、という印象。


そんなこんなで、丁寧すぎる説明を受けているうちに、ミサワホームとの打ち合わせ時間が近づいてきました。

「すみません、そろそろ時間なので…」
と伝えたのですが、
「あと少しだけ」と引き止められ、説明はギリギリまで続きます。

さすがにこれ以上は…というところで、半ば「勘弁してください」という気持ちでモデルハウスを後にしました。

出る直前には
「打ち合わせ後、また戻ってきていただけませんか?」
と、かなりグイグイ来られましたが、丁重にお断りしました。


そして、その日の夜。
ヘーベルハウスの営業さんから電話がかかってきました。

来場のお礼とともに、
「家の性能について改めて説明させてほしい」
とのこと。

確かに、モデルハウスの案内に時間をかけすぎて、性能の話はほとんどありませんでした。

一応、妻に確認すると
「行ってみたい」
との返事。

そこで
「行きますけど、ヘーベルハウスで建てる可能性は限りなく低いですよ?」
と正直に伝えると、
チャンスをもらえるだけでありがたいです
と返ってきました。

その言葉に少し驚きつつ、日程を調整して、後日話を聞きに行くことに。

今回担当してくれた営業さんは、とにかくアクションが早い。

少し強引ではあるものの、こちらが「嫌だ」と感じる一歩手前で提案してくるタイプ。

人柄もよく、ベテランらしい安心感と知識量も感じました。


果たして、
「建てる可能性は限りなく低い」
と思っていたヘーベルハウスは、私たちの家づくりにどんな影響を与えたのか。

その話は、また次回に書こうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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