見出し画像

節分の半分は優しさでできています【毎週ショートショートnote】

一人暮らしの僕は仕事が終わるとまっすぐ自分の家に帰ってご飯を食べて寝る生活を送っていた。節分の日もいつもと同じようにスーパーによって半額なった弁当を買って帰るつもりだった。スーパーの手前のところに小さな八百屋があって、節分の豆が売っていた。僕はそれを見て、懐かしいなと思っていると、店の中からおばあさんが出てきた。「落花生買いませんか?今日は節分ですよ」おばあさんがそう言うと、落花生の袋を見せてきた。僕は袋を手に取って、落花生を見た。その形がなんだか懐かしく感じると、久しく落花生を食べてないことに気づいた。食べてもいないし、小さいころオニになった親に落花生をぶつけていたことも思い出した。「節分の半分は優しさでできています。優しさを親御さんにお届けしませんか?」僕はおばあさんから落花生を一袋購入して、自分の部屋には帰らずに、そのまま駅に向かった。その途中で「夜遅いけど、これからそっちに行くよ」と両親に電話をした。


(410字)


たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。

※比喩を入れたいなと思うのですが、比喩ってなかなか難しいです。


*この記事は、以下の企画に参加しております。


いいなと思ったら応援しよう!

深遠 たた サポートお願いいたします!執筆活動費にさせていただきます。