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十中八九七五三【毎週ショートショートnote】
刑事部長とその部下が街を歩いていた。
「部長、ヒマですね」
「そうだな。どこかに指名手配犯でもいないかな」
「あっ、部長、あれ」と部下が指を差した。
「あれは十中八九スリの銀次郎だな」
「ヤツを捕まえますか?」
「いや、ちょっと様子を見よう」
「あっ、アパートに入っていきます」
「待機だ」
「はい!」
アパートから出てきた銀次郎はその隣に小さな女の子を連れていた。
「ヤツが出てきました!隣に着物を着た女の子がいます」
「あれは十中八九七五三だな」
「ヤツを捕まえますか?」
「いや、ちょっと様子を見よう」
「二人だけで神社に行くようですね」
「十中八九シングルだな」
あとをつけていた刑事2人が神社の前に立っていると、中から出てきた銀次郎とばったり出会った。
「け、刑事さん……」
「よお、元気か?」
「は、はい。おかげさまで」
「じゃあな」
そう言って刑事は銀次郎とその子供の前から去った。
「部長、いいんですか?」
「いいんだ。今日は飲むぞ」
「飲みましょう!」
(410字)
たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。
※オチが思いつきませんでした。
*この記事は、以下の企画に参加しております。
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