「聴くこと」が組織を変える!元客室乗務員が中小企業の現場で気づいたこと
真・インターアクション協会 理事/広報の下川です。

今回は真・インターアクション協会認定講師の小茂田郁子さんにインタビューしました。
小茂田郁子さんインタビュー
「空の上では、何が起きても自分たちで解決するしかない」
28年間、国際線の客室乗務員として3,000回以上のフライトをこなしてきた小茂田郁子さんは、そう語ります。その経験が今、中小企業の組織づくりという「地上の現場」で生きています。

現在は「commoパートナーズ」として独立し、チームビルディングをベースにした伴走型コンサルタントとして活動している小茂田さん。
真・インターアクション協会の認定講師でもある彼女に、その歩みと仕事への想いをうかがいました。
保険営業で出会った「2,000人の経営者」
航空会社を退職後、小茂田さんは生命保険の法人営業の世界へ飛び込みました。
「中小企業の経営者の方々と延べ2,000名ほど面談させていただきました。そこで気づいたのは、会社ごとに悩みがまったく違うということ。だから解決策も、一社一社違っていいはずなんです」
その気づきが、現在の仕事の出発点になっています。営業成績も伸び、業界上位6%の専門家が集まるMDRT(Million Dollar Round Table)も達成されました。

一方で、経営者と保険の話をしていく中で、小茂田さんの関心は「人と組織」に向いていきました。保険は万が一の時にその会社とそこで働く人、つまり人と組織をお金で守るとても大切なものです。
しかし、小茂田さんは、今浮かび上がっている人と組織の課題解決の支援をしたい!!と思うようになったのです。
キャリコン、キャッシュフローコーチ、聴くプロ……学びの連鎖
転機は2018年に、国家資格キャリアコンサルタントを取得したことでした。
「仕事をしながら資格を取って、"人に関わることをやっていきたい"という気持ちが明確になりました」
その後、ガイアモーレの女性活躍推進プログラムに参加。
現在は真・インターアクション協会の理事である渡辺しのぶさんとも、そこで出会ったのです。

ガイアモーレ主催でキャッシュフローコーチの和仁達也さんのセミナーが開催されたのがきっかけで、2020年にはキャッシュフローコーチの養成塾へ。
コロナ前はリアル開催だった講座がオンラインで開催されるようになり、関東以外の地域で学んでいた仲間ともつながりができました。
日本マインドワーク協会代表理事の濱田恭子さんも、その一人でした。
「キャッシュフローコーチで学んだことで、経営者の方と一緒にお金の流れを見られるようになりました。数字を共有しながら話せるので、提案に説得力が生まれるんです」
日本プロフェッショナル協会(JPIA)のメンター制度では、上田誠士さんのメンターグループでお世話になっていました。
そうして2022年5月、京都でのリアル開催だった「聴くプロコンサルタント養成講座」へ参加することにしたのです。

「キャッシュフローコーチの同期だった濱田恭子さんと、元メンターの上田誠士さんがタッグを組んで開催すると聞き、"これは行くしかない"と思いました」
聴くプロで学んだことは、営業成績にも直結しました。
小茂田さんにとってより大きかったのは、「聴くとはこういうことなんだ」という深い腑落ちだったといいます。
真・インターアクション協会との出会い
2023〜2024年頃には、日本チームビルディング協会に参加。
キャッシュフローコーチ仲間の本多潔さんが理事を務めており、齋藤秀樹さんのメソッドに触れたことがきっかけでした。
「客室乗務員としてチームで働いてきたので、チームづくりへの関心や経験はありました。"理論"として持っていなかったのが、ここで初めて体系的に学べたんです」
そうして2024年11月には、真・インターアクション協会の講師養成講座を受講されました。

「中小企業の現場では、チームづくりと個人育成の両方が必要です。コミュニケーションの質を上げるために、真・インターアクションは非常に有効だと感じました」
「研修」ではなく「伴走」
2024年8月に独立した小茂田さんがクライアントさんに提供しているのは、単発の研修ではありません。
「毎月関わりながら、説明→実践→振り返りを繰り返す形で進めています。研修の終わりをゴールではなくスタートと捉えているので」

支援の流れはシンプルです。
まず経営者との丁寧なヒアリングで課題を把握します。
それから全社員参加のチームビルディング、理念策定・浸透支援、真・インターアクションや個別の1on1などを組み合わせながら、会社ごとにカスタマイズしたプログラムをお届けしているのです。
あるWebサイト制作会社では、リモート中心の組織でバリューを再構築しました。
「自社だけでは実現できなかった」とオーナーから感謝の声も!
電気工事会社では幹部と社員の信頼関係が構築され、「社員との温度差が縮まった」という変化が生まれました。
「声の大きい人だけが決める会議」が変わるとき
チームビルディングや真・インターアクションを取り入れたコミュニケーションの効果として、小茂田さんは会議の変化について話しておられました。
「以前は声の大きい人の意見だけで決まっていた会社が、全員が考えて発言するようになる。それが一番目に見えてわかる変化です」

安心・安全・ポジティブな場をつくることで、本音が出やすくなります。そのために真・インターアクションのコミュニケーション手法は大きな役割を果たしていると、小茂田さんはいいます。
「コミュニケーションって、スキルだと思われがちですが、"あり方"が先なんです。話し方を変えるより前に、その人がどういう姿勢で人と向き合うかが変わらないと、根っこから変わらない」
空の上で培った「大丈夫」という安心感
小茂田さんがクライアントさんからよく言われるのは、「安心感がある」という言葉。
その背景には、小茂田さんは航空会社での経験があります。
「空の上では、何が起きても地上の誰かに助けてもらうことはできません。チームで自分たちが解決するしかない。その覚悟と経験が、今の仕事にも自然に出ているんだと思います」

関わる中で社員が辞めるという場面もあります。
でも今は、それも変化の一部だと捉えられるようになったといいます。
「関わる中で『共に働く仲間がお互いを思いやりながら成果を出す!!』という風土が出来てくることに仕事のやりがいを感じています。」
中小企業に、もっと学ぶ機会を
今後の展望をうかがうと、小茂田さんは「仲間と広げていきたい」と話してくださいました。
「大企業には研修の機会がたくさんありますが、中小企業にはまだまだ少ない。でも現場で働く人たちにこそ、学びと対話の機会が必要だと思っています。より多くの研修講師やコンサルタントの方が中小企業の伴走支援に関わって下さる事を切に願っています。私自身も商工会議所のセミナーなどを通じて、より多くの会社に届けていきたいです」

一社一社に向き合いながら、その会社らしい組織づくりに関わっておられる小茂田さん。
真・インターアクションで学んだ「聴くこと」「関わり方」を武器に、小茂田さんの伴走支援は、これからも続きます。
小茂田さんが登壇!東京商工会議所 足立支部 公開セミナー
小茂田さんは、東京商工会議所 足立支部の主催セミナーに登壇されます。

今日から使える!経営者のための「社員との信頼を深める新しいコミュニケーションの型」
パワハラを恐れるあまり指導が曖昧になり、組織の基準が乱れていく——そんな現場のリアルな悩みに向き合うセミナーです。感情や人格に踏み込まずに"役割と期待"を伝える、真・インターアクションのコミュニケーションの型を、小茂田さんが実践的にお伝えします。

日時 2026年6月18日(木) 午後2時〜4時
会場 あだち産業センター3階「交流室」(JR線「北千住」駅徒歩7分)
対象 中小企業・小規模事業者の経営者、管理職・指導担当者の方
参加費 無料(30名・先着順)
申込締切 2026年6月11日(木)
申込方法:「東商マイページ」にてイベント番号「207015」で検索、またはこちらのページから↓
※東商マイページへの登録(無料)が必要です。
お問い合わせ: 東京商工会議所足立支部 和田
TEL:03-3881-9200
小茂田郁子さんの自己紹介ページ
小茂田郁子さんのホームページ
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