「子どもを作るか、離婚するか。」
34歳の時。
今でも忘れられない出来事があります。
ある日、奥さんに突然、
「ちょっといい?」
と呼び出されました。
その時の表情は、今まで見たことがないくらい真剣でした。
「何かやらかしたかな…。」
そんなことを考えながら話を聞くと、
返ってきた言葉は、
**「子どもを作るか、離婚するか。」**
正直、頭が真っ白になりました。
## 本当は分かっていました
今振り返ると、
悪かったのは完全に僕です。
奥さんは20代の頃から、
「子どもがほしい。」
そう話していました。
でも僕は、
その話になるたびに、
どこかではぐらかしていました。
子どもが嫌いだったわけではありません。
ただ、
怖かったんです。
親になること。
家族を守る責任。
子どもの人生を背負うこと。
その重さを考えると、
なかなか一歩を踏み出せませんでした。
## 奥さんはずっと待っていてくれた
でも、
奥さんは何年も待ってくれていました。
何度も話をして、
何度も気持ちを伝えてくれていました。
それでも僕は、
答えを出せませんでした。
だからあの日、
奥さんの気持ちが限界を迎えたんだと思います。
怒っていたというより、
本気だった。
だからこそ、
「離婚」という言葉が出たんだと思います。
## 初めて本音で話し合った日
あの日、
何時間も話し合いました。
お互い、
今まで言えなかった気持ちを全部話しました。
そして最後に出した答えが、
**「一人授かろう。」**
という決断でした。
年齢のこともあり、
不妊治療を選びました。
その時は、
未来がどうなるかなんて分かりませんでした。
ただ、
夫婦で同じ方向を向いて歩き始めた日だったと思います。
## あの日の決断は間違っていなかった
35歳の時、
娘が生まれました。
もちろん嬉しかったです。
でも同時に、
大きな責任も感じました。
実はその後、
僕は男性の産後うつになります。
(この話は別の記事で詳しく書いています。)
決して順風満帆ではありませんでした。
それでも今、
2歳9か月になった娘が、
「パパ😊」
と笑いながら抱きついてくる姿を見るたびに思います。
あの日、
逃げずに向き合って本当によかった。
そして、
奥さんの夢を叶えることができて、
本当によかった。
## 最後に
夫婦は、
価値観が違って当たり前です。
だからこそ、
本音で話し合うことから逃げないこと。
それが何より大切なんだと、
僕はこの経験から学びました。
あの日の話し合いがなければ、
今の幸せはありませんでした。
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