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【Netflix】正直、人間ドラマは必要だったのか・・・?火山ドラマ「ラ・パルマ」を観ながら、往年の名作火山モノ映画を思い出してみた。

恒例のNetflix鑑賞記です。実は今更ですが「ストレンジャーシングス」を見始めておりまして、そういう意味では「サンクコスト(埋没費用)効果」的には今月は十分に元を取っていると思うのですが、予告編を見て気になっていたTVシリーズを見ましたので、簡単に感想をまとめてみたいと思います。例によってネタバレ内容を含みますので、お読みくださる際にはご了承ください。

まずは恒例のあらすじから

時は、ハイシーズンのクリスマス。毎年何百万人もの北欧の観光客でにぎわうカナリア諸島に、あるノルウェーの家族がやって来ます。一家はラ・パルマ島にあるお気に入りのホテルにチェックイン。ところが、のどかな風景の下には危険が潜んでいたのです。1人の若いノルウェー人科学者が、この休暇の楽園の中央に位置する火山に警戒すべき兆候を発見します。彼女は、間もなく最悪のシナリオが起きることを同僚たちに説得しなくてはなりません。火山が噴火すれば、マンハッタン島に匹敵する大きさの山塊が崩壊して海になだれ込み、世界最大級の巨大な津波を引き起こす可能性が...。この家族は火山灰、ガス、溶岩による災害を逃れて生き残れるでしょうか?

Filmarksより抜粋

最終話の映像は圧巻!

あまり見慣れないノルウェーのTVドラマでした。極寒の北欧の国ですので、常夏のカナリア諸島はノルウェー人にとって絶好のリゾート地なのでしょうね。そこでクリスマス休暇を過ごす一家を主人公としながら、ラ・パルマ島に居合わせた人々を群像劇スタイルで描いていくTVシリーズでした。

結論から言うと、大災害(津波)を描いた最終話の映像は迫力がありました。が、もちろん東日本大震災当時、東北地方を襲った巨大津波映像をリアルタイムで見ていた者としては、いやいや、そんな甘いもんじゃないだろう(・・・と言いつつ、実際に経験したわけではないので、偉そうなことは言えないのですが。)という点は多々ありました(そんな都合良く、あの場所だけ波が止むのかな、とか)。

一方で人間ドラマはどうなんだろう・・・?

タイトルにも書きましたが、蛇足だった(と私が思う)のが、人間ドラマです。主人公一家の家庭内不和。夫婦関係がうまくいっていないこと、長女が塞ぎがちであること(これには年頃だからなのか、開放的な北欧だからなのかセクシャリティの問題があるわけですが)、そして弟が軽度の自閉症傾向である・・・と、とにかく問題山積。

こんなに盛り込まなくても良かったのではないかな、と正直、もっと津波を引き起こすまでの火山の方を全面に出してもいいのかな、と思いました。

結構「雑」なエピソードが勿体なかった・・・

なぜか長女の恋愛エピソードや、島から脱出するために飛行機に乗ったのに、彼女の相方を見失ったためになぜか機外に降りてしまったり(ま、それが結局功を奏するわけですが)、なんだか短絡的なエピソードが多々見られました。

さらには火山の噴火警報により、島の警察署の留置所から罪人が逃げ出し、そいつによって命を落としてしまう脇役姉弟の弟とか、これは悲惨すぎるでしょう。

・・・ということで、後半、取って付けたように災害パニックドラマを盛り立てるためなのか分かりませんが、登場人物たちを次々に襲う試練に全く感情移入出来ず、「なんでこんな話になるんかな」という感じでしたね(もうこのあたりで「サンクコスト効果」出てますね、やめておけばよかったのに、あともう1エピソードだから・・・と見続けてしまうという・・・笑)。

火山モノ・災害モノといえば・・・

映画では古くは「地球崩壊の序曲」(「ポセイドン・アドベンチャー」「タワーリング・インフェルノ」と立て続けに大ヒットを放った3作目だったんですが、見事に大失敗というかなり残念な作品。私は結構好きですけどね)、そして90年代には「ボルケーノ」「ダンテズ・ピーク」と火山モノの競作が記憶に残っていますね。

まあ「ボルケーノ」はロサンゼルスの街中に溶岩が押し寄せ、タイミング良くギリギリのところで進行が止まるというストーリーだったように記憶しているのですが、結構荒唐無稽ながらも、主人公のトミー・リー・ジョーンズの熱演もあり、見応えがありました。

一方の「ダンテズ・ピーク」は今回のラ・パルマに近く、郊外の小さな町を舞台にピアーズ・ブロスナンとリンダ・ハミルトン主演でドラマチックに描かれており、どちらも映像も素晴らしく、非常に面白かったことを覚えています。

日本人にとっては東日本大震災以降、津波モノはタブーですが、ちょうど同時期に公開されたクリント・イーストウッド監督の「ヒアアフター」は津波自体がメインではありませんが、一旦公開が中止され、後に「断り」を入れた形で放映されたように記憶しています。が、内容としてはこういった超自然モノ好きとしては面白かったですね。


個人的な結論「二兎追うものは・・・」

すみません、あくまでも個人的な感想です。とても良かった!楽しかった!というご意見もあるでしょうし、それを全く否定するつもりはないのですが、私は最終話のみに絞った方が良かったのではないかと思いました。映像は迫力があり、「これが映画ではなくTVシリーズのものなのか」とノルウェードラマのレベルの高さに唸らされました。

が、一方ですでに書いたように、人間ドラマについては蛇足感が否めませんでした。なんだかイライラしたり、主人公たちに感情移入出来なかったですね、私は。もしかしたら、それ自体が狙いだったのかもしれませんが・・・(いや、そんなことはないでしょうけどね)。

そういう意味では津波よりも火山噴火をメインにしても良かったかな、と。そうなると先日鑑賞したニュージーランドのホワイト島のドキュメンタリーの方が見応えがあったな、と思いました。なんせ実話ですしね。


ということで以上、Netflix「ラ・パルマ」鑑賞記でした。こうして世界のテレビドラマを見てみるというのは新鮮な体験でした。次こそは当たりを引けるよう、まずは「ストレンジャーシングス」からシリーズ制覇、目指したいと思います(笑)。


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