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私的映画録…「恋は雨上がりのように」 2018年 [映画感想文]

あちこちでいろいろな文章を書いたり、本を出したり、セミナーで話したり、Web関連を中心としたPRのディレクションをしたり、音楽作品を出したり、アーティスト紹介サイトの運営をしたり、うさぎの動画を作ったり…なんてことをしているけれど、そのどこでも書けていない、これまでに観た映画等の感想でも書いておこうかと書き始めた第131弾。

今回は、いやぁ…現実離れしていると思うけれど、こんなんなったらそりゃうれしいだろという映画「恋は雨上がりのように」のお話。

先に書いておくと、原則としてネタバレとかまったく気にせず書いているので、まだ観てない方やネタバレが気になる方はお読みにならない方がいいかもと思います。

ちなみに先に言い訳しておくと、この感想もだいぶ前に書いているものをちょっとなおして載せているので、まさに今の情報とは違っていることもあるかもしれませんので、そういった点もお許しください(毎回冒頭から言い訳が多い)。


公開:2018年5月25日
監督:永井聡
脚本:坂口理子
原作:眉月じゅん
製作:春名慶、石黒裕亮、唯野友歩
製作総指揮:山内章弘
出演者:小松菜奈、大泉洋、清野菜名、磯村勇斗、葉山奨之、戸次重幸、吉田羊、等
制作:東宝映画、AOI Pro.
製作:映画「恋は雨上がりのように」製作委員会
配給:東宝

思わず「んなことあるかい」と声に出たというのが最初の感想。
リアルな女子高生にとって、30歳近くも年上のオヤジなんて気持ち悪い存在以外のなんでもないとは思うんだけれども…と、思ってたら、どうやら原作がビッグコミック・スピリッツに連載されていたマンガだと知ってなるほどなと思った。
つまりこの作品は、スピリッツ読者の中核層であるオヤジ側の妄想を満たす作品だということなんだなぁ。
そう考えると本当に恥ずかしい思いにとらわれる。

しかし、オヤジ側代表である店長を大泉洋さんが演じたことがとにかくよかった。
彼が得意とする、ちょっと情けなくて憎めない男というキャラは、この映画の中に生まれそうになるオヤジの邪さを完璧に払拭し、この映画をとても素敵な青春ストーリー(これはオヤジ側にとっても)として成立させたと感じる。
そのくらい大泉洋さんの力が大きいと感じた。
だって世の中でこの手の話があれば大抵はヤバい話になって発覚するでしょw…現にそれでクビになった教師とかアイドルとかも少なからずいるしさw

そして小松菜奈さんも魅力的だ。
この人の目が好きだなぁ。
こんな目をした、こんな表情のできる女優さんは彼女の他にはいない。
そしてその希有な個性は、例えば典型的な美人さんや単にカワイイ子では途端に嘘くさくなりそうなこの物語に、とてつもない魅力とリアル感を生み出したと思える。
つまり、この映画最大の功労者は、大泉洋さんと小松菜奈さんをキャスティングした人だということになるかも知れないと思う。
そう言えば「渇き。」でのヤバい女子高生の役も良かったなぁ。

語られている物語も素晴らしい。
奇しくも、大泉洋さんにとって長年の盟友である戸次重幸さんによって語られる、いくつになっても挑戦するその「執着」は、やはりオヤジに勇気を与えるものになるだろう。
また、二人の物語が背景に透けて感じられて(実際はこの映画のようなものではまったくないと思うけれど)、そうした長年の関係性のリアリティもセリフに乗っているように…まぁこれは完璧に勝手に…感じられてそれがまたとても良かった。
そしてそういった価値が、こういう作品を通して若い世代にも伝わっていくことができたなら、それはとても素晴らしいことだと思えた…あ…でもこれスピリッツ連載かぁ…若い人は読んでねぇんじゃねぇかなぁw

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