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【皇室】欠史八代について

欠史八代(けっしはちだい)」とは、日本の初期の天皇のうち、事績(何をしたか)がほとんど記録されておらず、実在性も疑問視されている8人の天皇を指します。これは『日本書紀』や『古事記』に記載されてはいるものの、名前と在位年数以外にほとんど情報がないため「欠史(=歴史が欠けている)」と呼ばれています。

■ 欠史八代の一覧


■ 欠史八代の特徴

  • 『古事記』『日本書紀』には系譜として登場するが、政治・制度・事業などの具体的記録が一切ない

  • 名前と、在位期間、出身地、配偶者の名前などは記されているが、実際に何をしたのかは不明

  • 多くの研究者が、実在しなかった可能性が高いと考えている。


■ なぜ「欠史」なのか?

◉ 記録が残されていない

古代は文字文化が未発達であり、記録が後世にまで伝わらなかった。

◉ 後世の政治的意図

8世紀に『古事記』『日本書紀』を編纂する際、「万世一系」の天皇制の正統性を示すために、系譜を途切れさせない目的で創作された可能性がある。

◉ 血統の連続性を示すための構成

ヤマト王権の正統性を持たせるため、神武天皇から歴代天皇へと血筋が続いているように構成されたと考えられている。

■ 開化天皇以降は記述が増える

第10代・崇神天皇(すじんてんのう)からは、政治や戦争、国家統治に関する記述が登場し、歴史的実在性がやや高まるとされます。考古学的にも、このあたりの時代から古墳などの物証が確認されています。


■ 現代の評価

  • 歴史学者や考古学者の多くは、欠史八代の実在には否定的

  • 「象徴的存在」「後代に挿入された系譜上の空白を埋めるための人物」とされる。

  • それでも皇統譜上では、公式に歴代天皇として位置づけられている


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