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1-10:「物体操作」って操作系の「発」なのだ…?【HunterxHunter】

本当は次の記事の一部だったんだけど、独立させたのだ!


☆簡単な結論

「形状変化」みたいに実は「発」じゃない様な気がしているのだ!
(「形状変化」の解釈については1-3の記事を参照)


1:疑問のはじまり

ネテロ先生の「百式観音」について考えていた時に「物体操作」の描写を見直していて疑問が浮かんだんだ!

たぶん、一番最初の「物体操作」絡みの描写や説明があったのって、ギド戦の時だと思うんだけど、

6巻p103より引用

操る物体が小さな独楽コマっていうのもあるにしても、
ある程度の念の使い手であれば数時間位回し続けるのは比較的簡単
ってウイング先生は話していたよね。

左:6巻p127
右:同p100より引用

ギド自身も「戦闘円舞曲戦いのワルツ」で放った独楽は“何時間でも回り続ける”って話していて、当初は10個だった独楽を途中で50個近くまで増やして現に60分回し続けていたんだ。

20巻p186-187より引用

ただ、“「発」を使用した時”“一定レベル以上の念技術”を使うとオーラを消費しちゃうってナックルは話していて、いくら独楽が小さいとは言え、複数の独楽にオーラを纏わせて「発」でオーラ消費していたら、余裕でオーラが尽きちゃうパンクする気がするんだ。

7巻p110より引用

だから、
独楽と自身の回転力を高め武器として使用しているので強化系
しかし、手元を離れている沢山の独楽を武器として使うのは操作系の能力も要求されるため相性が悪く性能はいま一つ

ってウイング先生は話していたから、ギドが使った技の中には最低でも1つは強化系と操作系を使っているものがあるんだろうけど、全部じゃない様な気がするんだ。

左:7巻p74
右:6巻p109より引用

まず、散弾独楽哀歌ショットガンブルース「強化系+操作系」を使った「発」だとしたら乱用してなかった理由はわかるんだ。

次に、自分自身を独楽に見立てて回り続ける攻防一体必殺奥義って言われていた「竜巻独楽」もウイング先生が強化系と判断した理由の中で
自身の回転力を高め武器として使用している
って言っていたから「強化系の発」としておこうか。
(個人的にすごい疑問の部分もあるけど)

そして、一番の問題は「戦闘円舞曲戦いのワルツ」で「発」を何時間も使用できるなんて、あのレベルの念能力者なのに可能なのかなって思っちゃうんだ。
だから別に強化はしていなくて、単純にオーラを纏わせて(「周」)「物体操作」しているだけの能力なんじゃないかと思ったんだけど、
ふと「物体操作」って本当に「発」なのかな?
って感じたんだ。


2:「発」の定義

Q-7の記事でも既に触れたけど、作中で使われる「発」っていう言葉には「広義のもの」と「狭義のもの」がある様に感じるんだ。

7巻p112より引用

水見式は「発」の修行としても用いられていたけど、実際にやっていたことは「練」だったよね。

6巻p63より引用

オーラは人間同士の使用が良い意味でも悪い意味でも最も効果的って言われていたけど、オーラというエネルギーは周囲に多かれ少なかれ何らかの影響を及ぼすもので、水見式はその「意図せず与える影響力」から生まれついたオーラの系統を調べる方法なんじゃないかと思うんだ。

そして、さらにそれが「発」の修行に用いられるというのは「無意識に与える影響」を「意図的」かつ「意識的」に引き起こすことでより強い結果をもたらすことが可能で、
その意識作りが「発」の修行になる
っていうことだと思うんだ。

でもハンター協会や心源流は念は努力次第で誰でも習得できる一方で、使い方を間違えれば恐ろしい武器にもなってしまうから念を教える相手を選んでいるよね。

燃える方の「ネン」では「発」が行動全般であった様に、オーラは意識しなくても他者に影響を与える力があるのだから「オーラを使うこと」すなわち「念」の危険性に警鐘を鳴らす意味も込め、
最広義の「発」→「無意識的な影響」も含めて「オーラを伴った行動」全般狭義「発」→系統別の念技術
と分類している様に感じるんだ。

15巻p32より引用

そう考えると、ビスケが「硬」のことを「“纏・絶・練・発・凝”を全て複合した応用技」と表現していたことも、
強化系のゴンが「硬」をそのまま「発」として使っている
という意味でもいいし、
広義の「発」の意味で“「四大行」+「凝」”の複合技だよ
という意味でも採れるよね。


3:「物体操作」について考える

話を戻すけど、
「物体操作」が本当に「発」なのか
と疑い始めたのには一応理由があるんだ。

というのも、くだんのギドの「戦闘円舞曲戦いのワルツ」についてズシから、
あれも念を使っているんですか!?
って聞かれた時、

6巻p103より引用

「ええ、あれは発の“一種”」
ってウイング先生は答えていたけど「物体操作」が「発」なら、
“ええ、操作系に属する「発」です”
とかで良くないのだ?

6巻p103より引用

ウイング先生って説明が下手なのか、念初学者に合わせて説明しようとして、かつ変に傷つけないためか、何かとちょっと大げさに言う傾向があると思うんだけど、
ある程度の念の使い手であれば数時間位回し続けるのは比較的簡単
って言っていて、
ギド自身も“何時間でも回り続ける”
って話していたけど、ギドってその“ある程度の使い手”なのかな。

恐らく「堅」も出来ず、当時のゴンの「練」にすらお手上げ状態だったよね。
そんな人のオーラ量がめっちゃ多いなんてこともないだろうから、武器を持たない非能力者には手に負えないレベルなんだろうけど、念能力者の中ではかなり弱い部類だと思うんだ。
(ゴンが「絶」状態で食らって死なないレベルだしね)

そして、そんな能力者が“何時間でも回り続ける状態を維持出来る”って、

15巻p136より引用

放出系の系統別レベル1の修行で
体から放たれた球状オーラを(あの時点でのゴンでも)2~3日くらい維持出来る
っていう話を思い出しちゃうんだ。

今のところ分かっている系統別修行は強化系・放出系・変化形だけど、強化系や放出の修行で求められる念技術は「纏」や「練」や「周」や「硬」とかだったよね。
だから、同じ変化形の系統修行レベル1でいきなり「発」を求めてくるのはおかしく感じていたんだけど、

33巻p119より引用

ジンのイボクリ自慢で致命的な違和感を感じて、
「形状変化」は変化形の「発」じゃない
って解釈したんだ。
(このあたりの話題は1-3の記事で扱ったよ!)

だから想像されるギドのレベルを考えると、
「物体操作」=「操作系の系統別修行レベル1(?)」
たいな感じで、意識づくりのために操作系の修行として使われるけど、
別に操作系の「発」ではないんじゃないか
って思うのだ!

それもウイング先生は「戦闘円舞曲戦いのワルツ」への解説の中で、

6巻p107より引用

複雑な機械でも生き物でもないただのコマに高度な命令を与えるのは不可能です
おそらくギドが念じたのは “邪魔者をはじきとばせ”
もちろんコマが邪魔者を認識できるわけではなく、ただぐるぐると土俵を回り続け偶然ぶつかったものを“はじきとばす”だけ
って話していて、念の知識を得た上で好意的に解釈すれば独楽に対して、
“邪魔者をはじきとばせ”っていう「簡単」な操作命令を出している
とも採れるけど、正直違和感があるのだ。

6巻p107より引用

ゴンが「コマ相撲と同じなんだ」と話していた様に、
別に命じられなくても、回っているコマは当たったものを弾き飛ばすもの
だよね。

独楽は邪魔者の認識は出来ない。
ギドも対象を定めている訳でも誘導している訳でもない。
能力の範囲もリング上という訳でもない(リングアウトすることもある)。

つまり、「単純に回り続けているだけ」なんじゃないかな。

6巻p103より引用

でも、
ただオーラを与えてコマを回すだけではあれだけの攻撃力をもたせることはできない
らしくてそれを可能にしているのは、
ギドがコマに対して強い思い入れを持っていて、
波長のある者に対して、物はより強い働きで応えてくれる
(これが“全てのものには命が宿っている”というようなアニミズム的な理由なのか、愛用品に術者の魂の一部が宿ることで呼応しているかは現状不明)
っていう操作系的な要素があるから
「発の“一種”」
と言っているだけで、「物体操作」自体は「発」じゃない気がするんだ。

ちなみに「物体」というのは、
「自律的に動くことができないモノ」
を指していて、
「動物」や「人間」の様に自律的に動くことができるモノ
だったり、
「機械」や「一部の念」の様に一定の行動プログラムが組まれているモノ
を意思やプログラムに反して操る場合は操作系の「発」が必要と解釈しているよ!

ただ、もちろん「物体操作」と言ってもピンキリあるだろうから、「物体操作」の中にも「発」となっているものもあるだろうけど、ベースとしては「形状変化」みたいな無属性の念技術なんじゃないかと思うのだ!


4:結論

ギドレベルの能力者が数時間も「発」を使い続けることは出来ないように思われ、ウイングさんの発言もしっかり見ると「物体操作」は「形状変化」と同様に“無属性の念技術(≠「発」)”だと採ることもできるのではないかと思われた。

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