36歳、主婦。推しができたので禊にいきたい。
推しが尊い。
そのため、禊にいきたくて仕方がない。
なんのはなしですかと思われるかもしれないが、今夜もワンオペでしっかり主婦してる私がいつも以上に狂っているのはたしかに、間違いない。
そう。
およそ6日ほど前にその存在を知り、Youtubeで楽曲や配信動画をあさり、いったい彼らは何者なんだと考えているうちに、気づいたらファンクラブに入会していた……
これを狂っているといわずしてなんと言おう。
これもすべては、「禊」にいくためのお導きである。
……やっぱりなにを言っているのかわからないと思うので、経緯を説明する。
世界が終わるまでは…で、新しい世界が始まる
10月末。
子どもらの熱はあるし、仕事は忙しくて待ったなし。行きたかったイベントには子どもの体調不良で行けずに、5児のワンオペをこなしながら、noteの授賞式のレポを読んでいたりして、心が小さく泣いて……
って日々の中で、この歌声が私の中にしみ込んだ。
元々、『世界が終わるまでは…』はずっと大好きな曲で、カラオケでもよく歌う。懐かしいな、大好きだったなあ。というか、ひどくイケメンなサムネすぎん……?と、興味本位で開いたこの動画に……
心を、鷲掴みにされた。
新生WANDS(第5期)として活動している彼ら。
『SLAM DUNK』のEDで流れていた当時のボーカルを踏襲した部分もありながら、彼ののびやかで太い声、シャウト、熱い想いを叫ぶような歌い方……
気づいたら胸にしみ込んだこの歌声が、涙になって私の目から零れ落ちた。
いったいこの方は何者なんだろう。
美しい横顔に見とれつつ、コメントを読み漁る。
かつて、一世を風靡したWANDS。そのボーカルを担うことは、とんでもないプレッシャーだったろう。けれどこの人は、そこに向き合い、葛藤しながら、継承し、そして新しいWANDSを導いてきたということが分かった。
それが、上原大史。その人である。
彼の歌声を、覚悟を。称賛するコメントであふれる中で、気になるコメントが散見される。
『デスボイス、ボイパ、オペラ、ギター、動画編集もできるすごい方』
『お友達のところから参りました』
『お友達の命様に声が似ていますね』
『上原さん。命様。どちらも本当に素敵です』
お友達……? 命様……?
やたらとその、WANDSの動画コメントに対して、命様がどうのこうのと。
いろいろ読んでいくとどうやら……
この上原さんは、命様そのもの……と、とっても仲良しのお友達らしいのだ。
関連動画にあがっていた、この人がそうだろうか……と、私はそっと動画を開く。
え……
デスボイスやば……!
そして歌が……歌がとにかくうますぎる……!
かつて、SIDやthe GazettE、仙台貨物などのV系バンドのライブに足を運んでいた、バンギャ(ガチバンギャの義姉の側近)の血がうずく。
そして、この見た目はいったい……???
本当にあなた様は……あの美しきご尊顔の……上原さ……ゴホゴホ。
とにかく、歌を聴こう。いったん冷静になろう。
私は関連動画にある謎の集団……
-真天地開闢集団-ジグザグの動画を、欲望に誘われるままにクリックした……。
”真”天地を前にし、気づけば拝んでいた
新生『地獄先生ぬ~べ~』のアニメが開始したことは知っていたが、まさか彼らが主題歌を担当しているとは知らなかった。
この圧倒的歌唱力。リズム隊の技術力の高さと美しさ。
闇の深いV系寄りのミュージック……かと思いきや、コミカルで、どこか平成のPOPなメロディを感じさせる世界観。でも、なぜか全てをすんなりと受け入れられる不思議……
聴き始めたその日には、私は彼らのことをたくさん知る(調べまくる)こととなる。オタク、この情報時代に圧倒的感謝である。
-真天地開闢集団-ジグザグ
「愚かな者に救いの手を差し伸べる」をコンセプトに結成されたバンド。
コンセプトにあわせて、LIVEのことを「禊」といい、そこに参加するファンを「参拝者」という。
現在のメンバーは3名。
命 -mikoto-

・唄(ボーカル)を担当。
・「破壊の祈祷師」を名乗る。
・バンドの設定や世界観、作詞作曲、MVの制作などバンドのほとんどを担当している。
・自称0歳で、禊の最後に突然倒れた演出が参拝者にウケたのをキッカケに、倒れるたびに昇天と降臨を繰り返し、九代目の終了をもって「完全体」となった。現在3歳。(カワイイ…)(本当はアラフォー)
・サンリオキャラクターなどかわいいものを好む。マイメロを「彼女」と言っている。好きが高じてサンリオとコラボ商品も出している。
・かわいいものが好きすぎて自ら作り上げた世界観をぶち壊したことを、有吉反省会で反省していた。
・見た目のインパクトがすごいが、トークすると関西のおもろいお兄さん。
龍矢 -ryuya-

・低音弦(ベース)を担当。
・「鳴弦の陰陽師」を名乗る。
・1996年5月10日生まれ(29歳)。血液型はA型。
・蒼梓が脱退するまではギターを担当していた。
・中性的な外見を特徴としている。かわいい。V系なのでメイクは当然するのだが、すっぴんでもおそろしくかわいい。
・「きちゅねのよめいり」などの禊映像では「男ですが好きになりました」のコメントが続出。案の定、人妻のしいもも、その夫も惚れた。
・トークで脱線する命様と影丸をルートに戻す係。真面目。いいこ。
影丸 -kagemaru-

・太鼓(ドラム)を担当。
・「禁忌の大忍」を名乗る。
・兵庫県神戸市出身。1995年2月25日生まれ(30歳)。
・感情を失って話せないという設定で、命様がおまじないをかけることで話すことができる。
・↑もう、設定って言っちゃってるところが最高。
・初期などはしっかりこの設定を守り「お話好きじゃないのかな」っていう、斜めに座るV系のあの感じを出していたが、実際はおしゃべりするとハイテンションでおばか発言ばっかりの、ただただキャワイイ人間。
・腕の筋肉とドラムテクニックがエグイ。多分スティック手にくっついてる。
いかがだろうか?
……情報過多すぎんか?
これでいて、3人仲良しでトークはめちゃくちゃ平和だし、こんな雰囲気出しておきつつも、人間味がものすごく感じられるところが、なんだかこの主婦の心にじんと沁みてくるのだ。
「命……様……」
気づいたら、Youtubeの映像を前にそっと拝んでいたのは言うまでもない。
心ゆくまでジグザグを感じるための、禊未経験者による、ベストセレクション
この、たった数日間のうちに私の身に起きた衝撃をぜひとも共有したく、急いで私はこれをしたためている。この中の2つ3つほど動画を聴いていただければ、おそらく、私が推し沼の奥地に旅立っていく足音が聞こえてくるだろう。
「きちゅねのよめいり」
まずは禊での定番となっている「きちゅねのよめいり」
これ人類みなマスト。
世界中がこの曲で溢れたら争いが終わる。
あととにかくみんなカワイイ。
中でも龍矢がどう見ても女性すぎて「……男、なんだ…」と夫が驚愕していた。
(しっかり夫にも布教済)
V系って、私も過去に参戦を繰り返しているのでわかるのだが、とにかくいろんな振り付けがあったり、ヘドバンしたり、曲ごとの決まりみたいな流れがあって、熟練者でないと行くことも憚られるイメージがある。私はバンギャの義姉の指南がありなんとか行っていたが、ひとりでなんてとても行けない。
しかし、ジグザグでは事前に振り付けに関する本人からの指南動画があがっていたり、当日も曲の前に振り付けを丁寧に教えてくれる。
古参も新規も関係なく、同じ禊の空間を大切にしようという気概が感じられて、もう本当にほれてしまう。どうりでこの数年、フェスにも引っ張りだこ。納得である。
「復讐は正義」
「きちゅねのよめいり」と同じ会場と思われるが…あんなキャワイイ曲を楽し気にやっていたと思えば……これ、である。
そう、彼らは見た目だけのイロモノ的存在なんかじゃない。参拝者参加型に特化しているだけではない。
高い技術力、圧倒的歌唱力で我々を唸らせてくる。
ここではとにかくエグイ影丸のドラムと、妖艶な美しさの龍矢のベース、命様のデスボイスからの伸びやかなヴォーカルに注目。間奏の命様のギターソロでは開いた口がふさがらない。
「E.v.e」
本気でふざけたり、本気の音楽で心を震わせたり。
とにかく彼らのYouTubeを漁っていると情緒が忙しい。
これからの時期、鬼リピ確定のこちらもぜひ。
平成の1990年代のエモい曲調を感じさせるバラード。ラルクやGLAYが好きな人は絶対好き。
このMVのみんながビジュ良すぎて泣ける。
「拙者忍者、猫忍者。〜木天蓼三毛蔵と町娘おりん〜」
素晴らしいバラードに酔いしれたあとは、感情を中和すべくまたこちら側にきたくなる。もはや中毒。ジグザグ麻薬(合法)である。
夫はすでに中毒症状が出ており、この曲が頭を離れず、さらに気づいたらきちゅねのポーズをして横揺れしていた。いい調子だ。
猫耳つけて、おじさん達がにゃんにゃか言ってるおふざけ曲かと思いきや、とんでもねぇ言語量。ラップに振り付けまで入ってくるので、多分盛り上がると思ってカラオケで安易に入れたら地獄をみるやつ。
海岸での命様の跳躍力にも注目だ。
「Shooting star」
そろそろみんな、大事なことを忘れている頃かもしれないので、いったんこちらも挟む。
そう、命様はWANDSのイケメンボーカリスト、上原大史さん…………
の、とっても仲良しのご友人ということを。
「名探偵コナン」のエンディングテーマでもある本曲。WANDSとジグザグ、しっかり声質も歌い分けているのはさすがのひとこと。
ジグザグで情緒乱れている中で、さらにWANDSのカッケェ歌まで入ってくると……
-真天地開闢集団-ジグザグ無限周回へ…
①疲れたなぁ。またジグザグのきちゅねを見よう……
②かわいいな。でも今度はデスボイスの刺激がほしい……
③ああ、この前髪の奥のご尊顔を見たい……上原さんの声が聴きたい……
④はぁWANDSかっこいい。でもそろそろジグザグのおふざけが見たい……
そう。
あなたはもう、この沼から抜け出せなくなっている。
──ようこそ。こちら側へ。

直近の禊情報
最近でいうと、「気志團万博2025」参戦!との最新情報が解禁となった。例年、多くの著名なアーティストが参加するフェスに、我らがジグザグが参戦するとはなんとも誇らしい。(FC入会2日目のヤツが偉そうに言ってます)
また、全国47都道府県を回るツアーも展開中。
どこか近くの会場公演が販売されないかなあ…。。
今年の12月31日には、東京ガーデンシアターにて大晦日の大禊があるとのこと。い、いきたい……(涙)
ああ。もっと、はやく出会いたかった……
でも、こうして今。
この瞬間、このときに会えたこともきっと、運命なんだろう。
※オタクはすぐに運命とか言い出します
禊に行って、この身を清めるその日まで。
36歳主婦、まだまだ生きていけそうです。希望をありがとう。
いいなと思ったら応援しよう!
もしこのような記事をサポートしたいという稀有な方がいらっしゃいましたら、ぜひともよろしくお願いいたします。5児の食費・学費にさせていただきます!