「ピアノの先生のわりには、ファンキーな人だね。」と言われた夜
こんにちは。
今日は、“ファンキーなピアノの先生”が「音楽っていいなあ」と心底感じた、ある夜のことを書こうと思います。
来年、私、歌うんです。
友人がアルバムを制作していて、その中の1曲を私が歌うことになっている。
今、その準備中です。
先日のリハーサルの後、彼のお馴染みのバーへ連れて行ってもらいました。
カウンターに座ると、奥にレコードプレイヤーが。
あ、2台ある。
その後ろの棚には、びっしりと並んだ大量のレコードたち。
さすが音楽好きの友人が誘ってくれたバーだけあって、音楽好きなマスターが、1曲1曲を大切に、2台のターンテーブルで流れをつくっていました。
私は幼い頃からクラシックピアノを学んできて、今は音楽を仕事にしているんだけど、クラシック以外の音楽については詳しくありません。
聴いて、音楽的なことが多少分析できたとしても、アーティスト名やジャンル、その歴史などはほとんど知らない。
けれども、まあ背伸びしなくてもいいよね。
音を聴いて感じることが、ただただ大事。
この贅沢な時間を味わえばいい。。。
遅めの時間だったので、しばらくすると他のお客様が帰られて、私たちだけに。
マスターが、ピアノの先生の私も楽しめるように、あるクラシックの名曲をロックに大胆に取り入れた曲をかけてくれました。
(すみません「ロック」で合ってるのかどうかも不明…)
「取り入れた」っていう表現は正しくないな。
クラシックを引用した曲は今までにも聴いたことがあるけれど、そういう感じとは全然違ったから。
私は、自分の中の新しい少女性に触れたような気がしました。
子供の頃に戻った感覚ではなくて、今ここで、すごく素直になっている自分に初めて出会った感じ。
すごく大人っぽくてセクシーだなあと思いましたね。
熟成が、透き通った純真無垢を包むような確信と優しさがあって、幸せな気持ちになりました。
一種、音楽に抱かれる体験ですよ。
その後もマスターはクラシックを意識した会話をしてくださっていたので、私は、ふとこう言いました。
「クラシックは当時のロックですからねえ。」
今でこそ、なんだかお上品なジャンルのような位置付けのクラシックですが、当時の作曲家たちは、これまでの音楽の枠から脱して新しい世界感を打ち出して「なんじゃこれは!」と眉をひそめられたりしていた。
マスターは、「・・・・・!!」という短い間の後、握手を求めてくれました。笑
柔軟で話が早い。
違いがわかる男は、同じがわかる男、でもあるんだよね。
音楽って、生活の一部ではない。
人生のすべてが音楽だなあ、ということをあらためて実感した夜でした。
マスターが、友人に「ピアノの先生のわりにはファンキーな人だねえ」と言っていたのが聞こえた気がするんですが…。
酔っていた私の空耳ではなくて本当に。
これ、褒め言葉ですよね。
クラシックピアノを学んできた過程で、苦しかったり、報われない気持ちになったこともあったけど、そういった経験の中でしか得られなかった深い学びもあったはず。
それが自分の密かな自信になって、ジャンルを超えて、音楽を楽しんでいる人たちとの出会いに繋がっているんでしょうね。
嬉しいなあ。
これからも、大人のピアノ初心者さん専門のピアノ教室、自信を持って広げていこう!と思ったのでした。
と、散々クラシックではない音楽に酔いしれた話を書きましたが、今日は今から、ガチのクラシックピアノの世界へ。
務川慧悟さんのリサイタルに行ってきます。
めちゃめちゃ楽しみにしてたんですよ。
この人のチケットがS席6000円だなんて意味がわかりません。
神様からの贈り物だな。
行ってきまーす!
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