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「地域の人と触れ合って、今後の人生を考えるきっかけになった」ゼミ生インタビューvol.5 山田あすかさん・三家香奈さん

自分らしい地域とのかかわり方を模索するオンラインゼミ「滋賀ゼミ2020」。
2020年は、滋賀県の「高島市椋川」と「多賀町」を舞台に8名のゼミ生が参加し、地域に向き合い、アイデアを考えました。

この記事では、ゼミの参加者にインタビューをして、「ゼミを受けて、どう変わったか?」それぞれの視点での気づきを深掘りしていきます。

今回はチームになってアイデアを考えた、山田さんと三家さんにお話をお伺いしました。

第5回目
山田あすかさん(26歳)(写真左上)
滋賀県草津市出身・東京都在住
現在はデザイナー・コピーライターとして勤務
三家香奈さん(19歳)(写真下)
滋賀県長浜市出身・石川県在住
現在は大学でまちづくりについて勉強

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ー今回、滋賀ゼミに参加しようと思ったきっかけは何ですか?

山田さん:
私は滋賀県草津市出身なのですが、草津出身だと言うと「草津って温泉があるところだよね!」と、「温泉がある草津」に間違われることが多くて。草津市含め、滋賀県の魅力をもっと見つけて、もっと広めたい!と思い、今回参加しました。
あと、父が京都で地方創生の仕事をしているので、もともと地方創生に興味がありましたね。

三家さん:
私は今大学1年生なのですが、コロナウイルスの影響で授業がオンラインになってしまい、大学にほとんど行けていません。そんな中で、大学1年生のうちに何か挑戦しておきたいなと思い、参加しました。

ー2人とも滋賀県出身とのことですが、今回椋川エリアを選んだ理由があれば、教えてください。

山田さん:
そうですね、私はどちらのエリアにするか結構迷ったんですけど、椋川エリアは、コロナ禍の活用法を考えるというテーマだったので、物事を多面的に見ることができそうだなと思って椋川を選びました。

三家さん:
私はもともとコミュニティーや交流に興味がありました。小学生の頃に、老人会で何か出し物をしたり、地域のお祭りや集まりに参加したり……地域に関わる機会は多かったと思います。その経験から、地域やコミュニティーのことに興味を持つようになって。なので、小さな集落である椋川の地域を選びました。

ー滋賀ゼミに参加されるまで、「椋川」にはどのようなイメージを持っていましたか?

山田さん:
実は、「椋川」って名前自体聞いたことが無かったんです。でも、実際に訪れてみて、こんなに山の中にあるのに、椋川の皆さんはあたたかく迎えてくださってびっくりしました。質問にもひとつひとつ丁寧に答えてくれて、町ですれ違った人も挨拶してくれて……良い場所に巡り会えたなあと感じました。

色々なアイデアや考えに触れることで、得ることができた気づき

ーゼミを受講した感想を教えてください。

山田さん:
まず、滋賀県に関心を持つ人の多さにすごく驚きましたね。滋賀県出身の方だけじゃなくて、県外の方もゼミに参加されていたので、色々な方に注目されているのは嬉しいなと感じました。

三家さん:
率直に、すごく良かったです。様々な気づきを得ることができました。その中でも、椋川の皆さんに出会えたことが本当に大きかったです。椋川の皆さんに出会ったことで、新たな視点を知ることができたことがすごく良かったです。

ーゼミの中で、何か印象に残っている出来事はありますか?

山田さん:

アイデア出しがすごく楽しかったです。普段、仕事では少人数でアイデアを出すことが多いんですが、ゼミでは、年齢も職業もバラバラのメンバーとアイデア出しができたので、自分では思い浮かばなかったアイデアが出てきて、すごくワクワクしました。
でも、仕事とゼミ両方でアイデア出しをする場面が続いたので、脳みそが干からびそうな時もありました(笑)。

三家さん:
私は、フィールドワークが印象に残っています。椋川の地域の皆さんと交流できたり、色々な話が聞けてとても良かったです。

ー山田さんは、普段のお仕事でもアイデア出しをするとのことですが、ゼミと仕事で何か違いはありましたか?

山田さん:

そうですね。仕事のアイデア出しでは「解決するために何をしたらいいのか」というの設定して、考えることが多いんです。でも、ゼミでは「フェーズごとに分けてアイデアを考える」という流れだったので、新鮮でした。こんなふうに、順序を追って丁寧に考えることは初めてでしたね。

ーフィールドワークを通しての気づきはありましたか?

三家さん:
1番の気づきは、椋川の皆さんのオープンな姿勢を知れたことです。外部の人を受け入れることに抵抗がある方も多いと思うのですが、椋川の皆さんは、本当にウェルカムな姿勢で私たちを受け入れてくれました。

山田さん:
私は、「循環」というキーワードが印象に残っています。今、世界中でも、循環やサスティナブルが注目されていますが、椋川はそういった言葉が注目される前から、「循環的な暮らし」が根付いているんです。ある意味、最先端な地域だなと感じました。

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▲フィールドワークの様子

コロナ禍でも、椋川の伝統工芸を体験できる機会を作りたい

山田さんと三家さんは、コロナ禍後の「来訪」につながるイベントとして、現物郵送型オンラインワークショップ「ストローセラピー」を考えました。椋川の伝統工芸である「藁細工」を体験することで、地域に興味と愛着を持ってもらい、椋川への興味を促すことができるアイデアを提案しました。

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▲山田さん・三家さんのプレゼンテーション資料

ー今回のコンセプトやアイデアはどのようにして浮かびましたか?

山田さん:

このアイデアを考える前に、事例で「オンラインで地域を紹介するワークショップ」というものを見ていました。なので、オンラインのワークショップと、椋川の伝統工芸である藁細工体験を組み合わせられないか?と考え、「ストローセラピー」を思いつきました。
今、コロナ禍でなかなか実家に帰ることができなかったり、人と話す機会が少なくて寂しさを感じている人が多いと思うんです。私自身もそう感じています。コロナ禍だからこそ、家でも体験できる「癒し」のニーズはあるのではないかと思っています。

ー2人でアイデアを進めていく中で、印象に残っていることはありますか?

山田さん:

2人で分担しながら発表資料を制作したんですけど、普段の仕事では、歳上でベテランの方と仕事することが多いので、同世代で一緒に何かするというのは初めてで、とても新鮮でした。
また、講座の中で教えてもらったデザイン思考は、仕事でも活かせると感じましたね。ペルソナやカスタマージャーニーの考え方など、とても勉強になりました。

三家さん:
私は、分からないことが沢山あったので、山田さんに本当にお世話になりましたし、勉強になりました!大学の授業でも資料作成をする場面があるのですが、その時にも活用できる知識が増えました。

今後の自分の人生を考えるきっかけになったゼミ


ー今回、ゼミを通して、自分自身の中で変化はありましたか?

山田さん:
地域貢献を意識するようになりました。
普段はあまり目に留めない観光のパンフレットも持って帰ってチェックしたり。会社の事業で「地域の方と深く交流できるコワーキングスペースづくり」をしているんですが、今後はその事業を積極的にお手伝いできればと考えています。
滋賀ゼミが終わってから、自分のやりたいことや今後どうしていきたいかを色々考えたんです。社会人になって今5年目なのですが、自分の人生としてもターニングポイントかなと思っていて。
今後は、ただデザインを作るだけじゃなくて、課題を解決するデザインや、コピーライティングができたらと思っています。

三家さん:
フィールドワークに参加して、いろんな視点と引き出しが増えました。椋川の地域を知って、滋賀ゼミの皆さんと出会って……滋賀県のことを好きな人が沢山いるんだなということを感じて、滋賀県がもっと好きになりました。就職する時は、滋賀に戻りたいなと考えています。

ーたくさんの学びがあった滋賀ゼミ、どんな人に参加してほしいと思いますか?

山田さん:

私と同じように、「滋賀はいいところだ!」と言いたい人には是非受けて欲しいですね。また、クリエイティブ関係の仕事をしている人は、実務でも活かせることが多く学べるのでおすすめしたいです。

三家さん:
本当に誰にでもおすすめです!私自身、滋賀ゼミで貴重な経験ができたので、色んな方に参加して欲しいなと思います。

ーありがとうございました!

山田さんも三家さんも滋賀県出身ですが、滋賀県の新たな魅力に気づき、今までに無かった視点が増えたということが、とても伝わってきたインタビューでした。
2人とも、滋賀ゼミで学んだことを、実生活や仕事で活かそうと積極的に動いているのも印象的でした。2人が、オンラインワークショップを通じて、滋賀県の魅力を沢山の人に発信してくれる日が楽しみです。山田さん、三家さん、ありがとうございました!(インタビュー・テキスト 南 歩実)

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