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私がイラストを描いて、公開しようと思った理由

2020年、暮れも暮れにイラストをおもむろに投稿し始めました。
自己紹介にある通り、私は四十代でiPadにてイラストを描き始めました。忘れもしない2020年12月10日から始めました。
イラストを描くのは子どもの頃からずっと好きでした。紙とクレヨンがあればいつまでも絵を描いているような幼稚園児でした。将来の夢は漫画家です、とか言っていたような気がします。
けれど、私が得意だと思っていた絵は、特定の、ちょびっとの範囲だけでした。人間しか描けない、動物も風景も建物も描けない。人間も若者しか描けない、といった「いかにも下手な人」の特性を見事に兼ね備えていました。練習すれば上手くなったのかもしれないけれど、クラスの中などには「何を書いても普通に上手いひと」が、普通に存在していました。なんとなく現実がわかってきたので、いつしか「将来の夢は漫画家」とか恥ずかしくなったのか、口にしなくなっていました。そしていつの間にやら細々と趣味的にノートの端っこなどにイラストを描いてはみても、人に見せるようなことはしなくなりました。そうこうしているうちに出産の機会に恵まれ、初めての子育てにオロオロしながら月日は過ぎ、イラストを描くことは全くしなくなっていました。


それでもインターネット時代、プロアマ問わず色々な方の描いた素敵な作品が目に入ってきます。そんなとき、ただ「素敵だなあ、好きだなあ」と思うだけではなくて、必ず頭の片隅に「こんなの描けたらいいなあ、描いてみたいなあ」と思っている自分がいました。昔の自分にはとても手に入らなかったデジタルイラストを描く環境が、今ならiPadを手にすることで比較的簡単に手に入るらしいこともわかりました。欲しい、描いてみたい。試しに仕事用に持っていたsurfaceでペンを使って描いてみましたが、使っているアプリとの相性が悪かったのか、ぴんときませんでした。
子どもはひとり、今年10歳になります。家族より友達と一緒が楽しい年頃になってきました。コロナウイルスの自粛期間とも重なって、自分の時間がずいぶん増えたような気もしていました。今の仕事も10年以上続いているけれど、一生続けることはできないし、仕事の他に一生を捧げるほどの趣味もない(そもそも仕事も趣味ではない)。コピー用紙の裏などに落書きをしてみると、思いのほか楽しい。やっぱり私の趣味はこれなのでは?と、iPadを購入することにしたのです。


イラストを描きたい、という割としっかりした意思があったので、購入前からアプリの下調べをして、プロクリエイトを使ってみよう、と決めていました。そして動画や本やwebから少しずつ知識を仕入れ、描き始めました。これがなかなか思ったようにうまくいかない。けれどとても難しそうに感じていたことが、意外とさっくりできるし、まずは練習しよう。そう思いながら、ひたすら描いていました。
そしてiPadを買うという決断のほかにもう一つ、決断しなければならないことがありました。それは「描いたイラストをただ自分の中だけに溜めておくのか、誰かに見せるのか」でした。前述の通り、私は好きなだけで下手なひと。その認識だけは確かにあります。しかも慣れない道具を使って練習しているものを、公開なんかして恥ずかしい。いったい誰が見るのか?そんな気持ちがありました。けれど、ずっと描き溜めて自分だけで完結するのと、誰かに見られる(実際見られる数の大小は別として)環境に置くのと、どちらが描きたいイラストに近づけるのだろうかと考えると、後者一択であることにも気がついていました。一番手軽なのはインターネットの世界。誰でも見られるからちょっと怖いけれど。どうしようか、どこにしようか。と考えた結果、こうして文章を書いて吐き出すのも自分には定期的に必要な動作だったので、noteという場を選び、まず登録しました。しかしそこからイラストを投稿するまでの日がまた長かった。なかなか思い切ることができず、よしやろう!と下書きをいくつか作成して、そこから本投稿するまでにもまた数日悶々としました。誰かが見てたら、早くやれよ!とイライラしたと思います。年末とかお正月とかのイラストも描いていたので、あまり時期が遅れるとよくないな、という、自分から前に出るというより無理やり季節の移ろいに背中を押される感じで、昨年末に投稿を始めた、そんな流れでいまここにいます。


大変長文となりましたが、これが私がこの場にいる理由です。練習したいもの、描いてみたいもの、たくさんあります。へたくそだけど、上手くなりたいから見てもらってがんばります。もう若くないけれど、だから感性古いかもしれないけれど、でも描いてみたいものを、楽しく描きたい。何歳からスタートしたっていいじゃないか、という気持ちで始めて、続けていきたいと思っています。

(写真は2020年になんとなく紙に描いたお絵かきです。)

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