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木魚感想文 ②

 感想文にあらすじを入れて文字数の水増しを図るのはいかがなものか。実はそれも悪くない。作品をちゃんと読了したアリバイになるし、仮にあとがきとかwikiとか『あらすじ本』の丸写しであったとしても、自ら鉛筆を握って書き写すのならそれはそれで字の稽古くらいにはなる何もしないよりは。だけど延々そればかり読まされる身にもなってよ。隣室の木魚の調べと相俟って睡魔に襲われてしまう。

『ジョバンニの実家は代々浄土真宗徒であったが日蓮宗に改宗した彼はカンパネルラの葬儀に現れてただひとり団扇太鼓を鳴らしながら南無妙法蓮華経のお題目を唱えた』

おやこれは。あの映画じゃないか?『銀河鉄道の父』。直木賞受賞作品だが子どもにはハードルが高い。 映画化されているからアマプラなら見放題だ。仮に将来有名になるモノカキの卵であったとしても、その背後には彼らを支え指導した目に見えない存在が無数にあったと。

「やべっ、先生たら案外なかまで読んでんじゃん」


410字


ポクポクポク……  チーン! 

宗派によっては木魚を使わないことも。
感想文は無味乾燥になりがちです。

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