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air_mezzanine
ナンパ細胞 ①
ナンパ? それとも逆ナン?。あたしそんなつもりは全くなかったのです。入居したアパートときたら、話にはきいていたけどホントに薄い壁でした。隣室の足音やテレビの声が筒抜け。気配で男の人なのはわかりました。まあベランダに干してあったTシャツで買い物をしていた人をスーパーで見かけて案外タイプかもと。「あの、もしかしておひとりですか、このスイカ美味しそうだけど一人では食べ切れませんよね」
「あ、うちそこなんです。まあ偶然ですね」
薄い壁に何かがコツンと当たった気がします。
「あ、今切ったんですけどスイカ召し上がる?」
「塩だってあります。一振りで細胞が壊れてみずみずしくなります、この壁のように」
「ほら、ここをこうするのよ」セルの結合を選ぶと二つの部屋は一つにつながりました。やはり一つの部屋にいくつあってもいいものと沢山は要らないものがあるではないですか布団とか?
スイカ売り場のモニターに流れるミニドラマ。「子どもは見ちゃだめ」
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