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節分の半分は優しさで怪文の半分は野菜です

 節分の夕暮れにスカイツリーからダイヤモンド富士が見られる。今日こそ告白しなくちゃ。「あの怪文書をキミに送ったのはボクなんだ」「もしかして『あなたの彼氏ワタルがジャラジャラと身につけているダイヤモンドは全て彼が過去に関わった人たちの遺骨を加工したものです。あなたもいずれダイヤモンドになることでしょう』っていうやつ?」ハルカは驚きに目を見張った。
「確かにあの人は宝石をたくさん身につけていたわ。でも彼と別れたのはあの手紙のせいではないの。地道に野菜を育てるあなたの優しさに惹かれたからというのが本当よ」
良かった。ずっとキミと一緒に過ごしたい。ボクがキミに贈ることのできるダイヤモンドモンドは今のところはこの富士山頂の夕陽だけれど。
「ありがとう。私の話もきいてくれる? ワタルが身につけていた宝石の元は彼の飼っていた犬や猫なの。でも私の正体は花の精。いずれは枯れてしまうけれどこれからはあなたのそばで咲いていていいのね?」

410字

 頭痛がした。そういえば野菜の花の灰分かいぶんから薬を作るのがボクの研究だった。


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