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スウェーデンウインク ①

 ウインクといえば「ウインクのウイ子」の異名をとる友人がいた。
「それ貸して。ね?」(バチッ)
と片目をつぶり人の持ち物をランドセルに押し込む。異次元空間に繋がっているに違いない。そしてスウェーデンファンだった。「フェルゼン様のお里」の何冊ものベルばらが異次元空間に消えた。

久しぶりに再会した。
「スウェーデン?」
wikiアプリをつつく。
「ABがスウェーデン人? アメリカ人で兄弟よね。印税目当ての相手をかわすために亡命して結婚したの」
まじ?
「違った?」(バチッ)
「ムーミ〇はフィンランド人だと思う? スウェーデン語喋るのよ。フィンランド語ってゲルマン系言語からみたらゴジラ並みに手ごわいらしいわ」(バチッ)
「ミレニアムを皮切りにスウェーデンのミステリは政治的経済的交流がさほどなくて研究者も少ない言語にもかかわらず近ごろ大量に翻訳されているわ。でも文学といえば何といってもノーベ〇よ。世界中の作品がランドセルに、」(バチッ)

410字

フィクションです。


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