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ドジ修行

「コートの中をひたすら逃げ回っていたら試合終了の笛が鳴って生き残りにカウントされる。それがいつもの君だ。誰も狙わない。君に球を当てても自慢にならないどころか弱いものイジメの卑怯者扱い。見ようによっては安定的かもな、痛い目にあうこともないから。だけど本当にそれでいいのかい、一度もボールに触らないまんまでゲームセットだなんて。敵からアイツを倒せと目をつけられる存在になりたくないかい? 態とまん中に立ちはだかっても邪魔だ退けと背後の味方に向かってボールが飛ぶ。まるで君を避けることがルールみたいに。だからこそ秘術を身につける必要があるんだ。逃げているんだけど、ウッカリ転倒してボールに当たるようなさり気なさを修得するんだ」

 道場を間違えたようだ。私が参加したかった研修会はミスをしてもテヘペロで許されてしまう愛されキャラ養成所だ。しかしあの指導員は見覚えがある。私以外にも大勢の大人たちがここに集まっているのはなぜだろう?


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遅刻遅刻〜!


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