「書くこと」は仕事になるのだろうか?
自分がフォローしている人がそういう方が多いのか、はたまた自然と読んでいるnoteが偏っているのか、僕のnoteのおススメ記事にはWEBライターの話題が頻繁に登場する。
noteは「書きたい」ユーザーが多いので、必然的に書くことを生業にしている人が生息しているし、書く仕事に憧れる人が集まっているので、それは当然のことなのかもしれない。
でも、自分はよくわからないのだけど、WEBライターという仕事が、生業として成り立つものなのだろうか。
書くことは、極端な話、日本人なら誰でもできる。短文だったら、子供たちもLINEやXなどで毎日書いている。
誰でもやれるということは、仕事にする参入障壁が低いので、必然的に競争率も上がるはず。
WEB上には文章が溢れているので、当然ライターという職業の需要はそれなりにあると思うのだけど、競争率が高いとなると、それだけで十分な収入が得られるとは思えない。
実際、何か特別な技術や人脈、知識などがないと、買い叩かれてしまうライターさんが多いようにみえる。
ある程度の文章を書ける人は大勢いるので、簡単に取り換え可能となってしまうからだ。
では、「書く」ことで食べていくための技術・人脈・知識とは何か。少し考えてみよう。
「技術」は、書くスピード、読ませる力、まとめる力、インタビューや取材能力、などが浮かぶ。英語などの多言語を駆使できるのも技術の一つかもしれない。
「人脈」は、書く仕事を発注する人をどれだけ具体的に知っているかが問われるだろう。
もちろん、人脈は、簡単に築けるものではない。自分からツテを見つけて企画を持ち込んだり、何かのコンテストや募集に応募したりして、人脈をこじ開けなくてはならない。
一番理想的なのは、何か一芸に秀でたものがあって、勝手に編集者が「書きませんか」と近寄ってきてくれることだろうが、そういう人間になるのもしんどい。
次に「知識」という面では、例えば、最新の医療知識を備えた現役の医者であれば、医療系の文章のオーダーを受けやすいだろう。主だったライノトベルは読んでますという人なら、ラノベオタク界隈で一旗揚げられるかもしれない。
ただし、周囲の中で一番詳しいとかいうレベルではなく、全国的に高いレベルの知識を持ち合わせることが重要かと思う。
以上、ツラツラと書いたが、要は替えの効きにくいレベルの何かを有していることが、書くことで食っていくための必要十分条件だと考えられる。
もちろん、逆を言えば、参入障壁が低いことを利用して、お小遣い稼ぎだったり、趣味的な副業としては面白い仕事かもしれない。
あまり詳しくない分野の仕事が請け負えれば、新たな知識獲得のチャンスとなる。
やってみて、思わぬ人脈が見つかるかも知れないし、自分の知らない一面を発見できるかもしれない。
僕は、若い頃の念願だったエンタメコンテンツ業界で働いているが、実際に働いてみてわかることがたくさんあった。エンタメの受け手と送り手では、見えている世界がまるで違うからだ。
だから何事でも、興味の湧いた世界には飛び込んでみるべきだろうと思う。
僕は書くことが大好きで、noteも1400日以上続けているが、あくまで趣味の範囲に留まる。けれど、仮に書くことでお金を貰うようなことがあった場合に、何か考え方がシフトチェンジするような気がする。
趣味で書くことと、対価を得るために書くことでは、おそらく用いる思考回路が大きく異なるに違いない。
ここまで「書くこと」が仕事になるかというテーマで思考を巡らせてきたが、結論的にはかなり難しいことであろうというのが、ひとまずの結論である。
ただし、対価を得るための文章を書いた時に、何かが自分の中で起こるのではないかとも思う。
非常に興味の湧くところではあるが、現状では趣味レベルのnoteを続けるので精いっぱい。しばらくは、オススメに上がってくるライターの方、ライター志望の方のnoteを読んでいたいと思う。
