#223 魚沼産コシヒカリが美味しい理由

「魚沼産コシヒカリ」と言えば、日本のブランド米の代名詞である。
コシヒカリはお米の王様とよばれ、作付面積もおよそ3分の1を占めている。もっちりとした食感と「甘み」が特徴で、冷めてもおいしいことからおにぎりなどにも好んで使用されている。

コシヒカリの甘みを生むのは米粒に蓄えられるデンプンで、コシヒカリにはデンプンの一種であるアミロペクチンが多く含まれている。とくに魚沼市は米がデンプンを蓄える上での好条件がそろっている。

魚沼市は2000m山々に囲まれた山地の中にある盆地のため、昼夜の気温の差が大きい。稲は発育する際に日中の太陽光によってデンプンを蓄える。魚沼市は夏場は高温になる上、日本海側のため太平洋側と比べると晴天の日が多い。デンプンを蓄えるのに適した気候なのだ。

さらに、夜間に気温が高いままだとデンプンを消費してしまうのだが、山から吹き下ろす風で気温が下がるためデンプンが蓄えられたままとなる。
こうした理由から魚沼市で育てられるコシヒカリはデンプンを豊富に含んでいるのである。

魚沼市は豪雪地帯としても有名で、冬場に降り積もった大量の雪が雪解け水として河川に流れ出る。魚沼市は河川の上流にあり、下流地域に比べて水の有機物が少なくミネラルが豊富なのが特徴である。魚沼市の豊富な雪解け水は、米に必要な養分を十分に供給してくれるのである。

また、冬の降雪が多いことから、冬場に作物をつくることが難しく、結果として水田単作農業が発達した。これは北陸地方に共通した米づくりがさかんな理由であると言える。

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【参考】


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