見出し画像

#358 サンタクロースには公認資格がある?

サンタは実在する。

そもそもサンタは、4世紀ごろに実在したキリスト教の司祭である「聖ニコラウス」がモデルと言われている。
聖ニコラウスのオランダ読みである「シンタクラース」が元となり、「サンタクロース」という呼称が定着したそうだ。

貧しい人を助けるまさに「聖人」だった聖ニコラウスは、父と娘3人の貧しい家族に出会い、真夜中にこっそりその家の煙突から金貨を投げ入れた。
金貨は暖炉の前に干してあった靴下の中に入り、家族が喜んだそうだ。

このエピソードから、サンタクロースは煙突から家に入ってプレゼントを靴下の中に入れて帰っていくというイメージが広まったようだ。

モデルがいるとは言え、空想上の人物と思われがちなサンタクロース。
世界には120名のサンタクロースが実在する。

1957年にグリーンランドで国際サンタクロース協会が設立され、サンタクロースの公認制度をつくったのだ。

公認サンタになるには厳しい条件を満たし、認定試験に合格する必要がある。

サンタクロースになるための条件は、「体重が120kg以上あること(衣装や装備の重さも含む)※女性の体重制限はなし」。
さらにかつては、「結婚していて子どもがいること」や「これまでにサンタクロースとして活動した経験があること」などが条件になっていた。

認定試験は、体力測定、面接、身だしなみチェック、朗読の4項目がある。

①体力測定
・プレゼントの入った大きな袋をかついで50mを全力で走る。
・高さ約3m・直径120cmの煙突に登って家の中に入る。
・子どもたちが用意しているクッキー6枚と牛乳約600mlを完食。
・煙突を登って家から出る。
・スタート地点まで全力疾走する。

②面接
・デンマーク語か英語で行われるため語学力が必要。

③身だしなみチェック
・出身地の風習と伝統に沿ったサンタの衣装を自前で製作・準備。

④朗読
・サンタクロース語(「HoHoHo(ホーホーホー)」ですべてを表現する)で宣誓文を読む。

これらの厳しい試験に合格すると、公認サンタとして認められる。

さらに、毎年デンマークで行われるサンタ会議に参加することで、参加資格が更新できる。(参加しないと資格を失ってしまう)

かなりハードルの高い公認サンタの資格だが、公認サンタは次のような仕事をしている。

公認サンタの仕事
1.福祉施設や小児病棟にいる子どもたちの慰問をする。
2.商業施設のクリスマスイベントへ参加する。
3.クリスマス・イブの夜に子どもたちにプレゼントを届ける。
4.毎年7月にコペンハーゲンで開催される「世界サンタクロース会議」に出席する。
5.クリスマスを周知させるための講演活動をする。

日本人で唯一公認サンタになっているのが、パラダイス山元さんだ。
1998年に史上最年少の35歳で公認サンタとなって以来、毎年デンマークのサンタ会議に参加し、活動を続けている。

ちなみに公認サンタは名誉職のため、報酬はなく交通費も自腹だそうだ。
運動部顧問もびっくりのボランティア精神で成り立っている。

【目次】

【参考】


いいなと思ったら応援しよう!