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#261 日本で風力発電が普及しないワケ

世界の再生可能エネルギーの主流は風力発電だ。
しかし、日本は風力発電の普及があまり進んでいない。
その背景には日本特有の事情があるようだ。

結論から言うと、日本は風力発電の立地に適した土地が少ない。

風車で有名なオランダをはじめ、風力発電が普及しているヨーロッパでは、偏西風の影響で比較的安定して風が吹いている。

日本ではそのような場所が少なく、加えて台風や落雷の被害も多いため、設備を維持するコストが高くなってしまう。

また、陸上よりも洋上の方が強い風が安定して吹いているため、風力発電は洋上に作る方が効率よく発電できる。
陸上に設置する場合とくらべると、大型の風車をつくることができ、景観など周辺地域との利害の衝突も回避できる。

しかし、陸上までの電力の輸送に海底ケーブルを設置しなければならず、風車自体の建設コストが高いというデメリットもある。

海岸線の長い日本では洋上風力発電が注目されているが、洋上風力発電が普及しているイギリスとくらべると遠浅の海が少なく、イギリスのような着床式(海底に直接建てる方式)の風車の設置は難しい。

近年では技術の発達により、洋上に風車を浮かべる浮体式という設置方法が可能になり、ある程度深い洋上にも風車が設置できるようになった。
浮体式の風車は地震や津波の耐性にもすぐれており、日本で浮体式の洋上風力発電が普及することが期待されている。

ちなみに、現時点で日本である程度の規模の風力発電が行われている場所として、日本最北端の北海道稚内の宗谷岬、ヒマワリと風車が織りなす風景が有名な福島県郡山市引風の高原、鹿児島県の長島風力発電所などがある。

【宗谷岬】

【引風の高原】

【長島風力発電所】

【目次】

【参考】


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