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#87 極寒だけど「グリーンランド」の謎

グリーンランドは北緯59度~83度に位置するデンマークの自治領となっている島である。世界で一番大きな島だが、国土の大半は厚さ1500~3000mの氷床に覆われており、寒冷な気候である。そのため、町は氷床のない海岸部に限られ、面積は約213万㎢で日本のおよそ5.7倍に対し、人口は約5万6千人~7千人(2021年)と、人口密度が極めて低い地域となっている。

グリーンランドは982年、アイスランドに住んでいたノルウェー人のエクリークにより発見される。エクリークは殺人の罪で3年の追放処分となっており、その期間中に偶然グリーンランドを発見したと言われている。エクリークは3年にわたってグリーンランド各地を探検し、アイスランドで入植者を募り、985年に南部の沿岸部に入植した。
かつて氷の島という意味のアイスランドが入植者を募るのに苦労したという歴史をふまえ、エクリークは希望のある印象をつけようと、「緑の島=グリーンランド」と命名したと言われている。

13世紀ごろ、グリーンランドでは寒冷化が進み、居住が一層困難になった。加えてカナダからイヌイットが流入してきて植民者を圧倒するようになり、植民地は一時消失するが、18世紀にノルウェー(当時のノルウェーはデンマークの支配下だった)が再入植を行い、1814年にノルウェーがデンマークから独立した後はデンマーク領となった。

1973年、デンマークがECに加盟すると、グリーンランドはデンマーク本国と漁業権をめぐって対立。1978年に自治権を獲得し、1985年にはグリーンランド単独でECを脱退している。

そんなグリーンランド、近年は温暖化によって政治・経済が変わろうとしている。その背景についてはこちら↓

【参考】


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