#162 太陽光発電は本当にクリーン?
太陽光発電は、太陽光が尽きることがないため、再生可能エネルギー(自然エネルギー)とよばれ、クリーンなエネルギーとして認識されている。
しかし、全国各地に太陽光発電の施設が建設される中で、その問題点も浮き彫りになってきている。
まずは設置についての問題である。太陽光発電は住宅やビルの屋根につけれられる小型のものも普及しているが、日本各地では「メガソーラー」と言われる数ヘクタール規模のソーラーパネルが設置されている。中には日当たりのよい山の斜面の木々を伐採して設置されているものもあるのだが、その結果、生態系が破壊されたり、山の保水力が失われて土砂災害のリスクが高くなっていると言われている。そのため、新たなメガソーラーの建設が予定されている地域では、住民が反対運動を起こしている事例もある。
また、数十年後はソーラーパネルの廃棄が問題になると懸念されている。ソーラーパネルの耐用年数は30年ほどである。2000年代に多くつくられたソーラーパネルは、2030~40年ごろに廃棄のピークを迎えるため、処分場がひっ迫するのではないかと言われている。有害物質が含まれるソーラーパネルは、適切な処分をしなければならず、その際にコストがかかるため、壊れたパネルが放置されるなど現在でも処分に関する問題が起き始めている。
自然にやさしいはずの太陽光発電も、適切に管理しなければ自然破壊につながってしまう。「エコ」や「クリーン」という言葉の裏側を見なければならない。
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