#80 青森県でリンゴの生産がさかんな理由
青森県は長らくリンゴの生産量が日本一で、全国のおよそ6割を占めている。続くのは長野県、岩手県、山形県、福島県、秋田県、北海道で、いずれも比較的冷涼な地域である。
リンゴの栽培は冷涼な気候に適している。また、昼夜の温度差が大きく、土地がやせた水はけのよい場所もリンゴ栽培の条件である。このような条件を満たす地域が青森県に多かったのである。
現在わたしたちが食べているリンゴは、正式には「西洋りんご」とよばれていて、明治時代初めにヨーロッパから伝えられたものだ。青森県では明治8年に国から配布された苗木が県庁の敷地内に植えられたのがはじまりで、その後、明治時代になって職を失った武士たちも担い手となってリンゴの栽培を行った。
リンゴの栽培は難しく、困難を極めたが、今では当たり前となっている農薬の散布や袋がけといった手法を活用するなど、農家の人々の努力と工夫によって日本一の産地へと成長していった。
参考
