長編ゲームブックSAIKAIシリーズについて
エブリスタ版
長編ゲームブック「SAIKAI」 https://estar.jp/novels/17314505
Kindle版
信治と未希 (全4巻) https://www.amazon.co.jp/dp/B0BLRYGN1Q?binding=kindle_edition&ref_=dbs_s_ks_series_rwt_tkin&qid=1758022744&sr=1-2
久しぶりに私の唯一の長編ゲームブック「SAIKAI」について書きたいと思います。2010年7月10日にエブリスタに投稿したのが最初でした。それを16日にKindle版発売以来ぐらいに全ページ公開(200ページまでから)しました。約半分を非公開にしている意味を感じられなくなったためです。
そして今日、文章を若干修正しながらすべての選択肢にリンクを追加が完了しましたので、格段にプレイしやすくなりました! 15年以上前の作品ですが、よろしかったらプレイしてみてください♪
今回久しぶりに内容を確認してみて、当時家の近くで撮った写真やさまざまな鉛筆画のイラストを多数使用していて、こんなものまで…と思わず苦笑いしてしまうようなものもありました。これはエブリスタ版だけのものなので、あえてそのまま残しておこうと思います。
「SAIKAI」は大人になってから完成させた初めてのゲームブックだったと思います。それなのに500パラグラフ以上だったのでいろいろ大変だった記憶があります。嬉しいクリア報告などいただいたりで幸い好評を得まして、それからいろいろゲームブックを投稿したり、Kindle出版などしました。
最後に発売した1はエブリスタ版がページ数を入力して次へ飛ぶ形式(やや面倒)だったものをパラグラフ形式にしたもので、Kindle版は番号をクリックするだけで次へ飛べるようになっています。ですが、エブリスタ版もリンクをクリックするだけになっています。
このシリーズは難易度は高い方で、まずは町の地図を完成させるつもりで隅々まで探索するのをおすすめします。幽体離脱や体外離脱、夜の住宅街、異世界などに興味のある方は特に読み進めたい(この先どうなるか気になる)と思うかもしれません。
1
ゲームブック SAIKAI 発売日2021/8/16 609ページ
信治と未希シリーズ第1弾! 524パラグラフ、この作品だけの鉛筆画の挿絵5点、筆記用具と展開によってはサイコロ1個必要です。2010年7月に小説投稿サイトで公開したものに多少の修正を加えたものです。
2
ゲームブック SAIKAI: ~Middle version~ 発売日2014/12/11 660ページ
信治と未希シリーズ第2弾! 2011年1月18日に完成していた版を若干修正したもので、ある小説投稿サイトに公開したものから半年ほど経っています。553パラグラフ、鉛筆画の挿絵8点。紙と筆記用具、選択によってはサイコロ1個必要です。現行版にはない要素が多数あり、違う感覚でプレイできます。
3
ゲームブック SAIKAI: ~Final version~ 発売日 2014/2/9 686ページ
信治と未希シリーズ第3弾! 567パラグラフ、鉛筆画の挿絵8点。紙と筆記用具、選択によってはサイコロ1個必要です。
2010年7月に小説投稿サイトで初期版を公開。好評を得まして、大幅に加筆修正した唯一の長編になります。主人公はとある理由で体外離脱(幽体離脱)して、奇妙な異世界の町を探索します。能力値やサイコロ戦闘などはなく、フラグチェックとマッピングをしながらプレイ。クリア後の達成感はかなりあり、真の結末に辿り着くには試行錯誤が必要になるでしょう。コンセプトは、プレイするたびに新しい発見がある、多彩なフラグの使い方、最も感動するゲームブック、体外離脱シミュレーター。
4
ゲームブック SAIKAI: ~Another story~ 発売日2014/9/8 145ページ
信治と未希シリーズ第4弾! 65パラグラフ、筆記用具やサイコロなどは不要です。「SAIKAI ~Final version~」の前日譚的物語で、両方クリアすることによって物語の全貌が明らかになるようになっていますので、Final versionをクリア後にプレイすることをお勧めします。
ゲームブック SAIKAI プロローグ
未希(みき)を誰よりも愛していた。初めての彼女だった。雪が降る道で足をすべらせ、うずくまっていたところを真っ先に駆け寄り、「大丈夫?」と声をかけたのがきっかけだ。初々しいセーラー服姿に長い黒髪、大きくて潤んだ瞳に胸がときめいた。
付き合い始めてそろそろ1年が経とうとしており、記念日にはどこか旅行にでも行こうと2人で話していた。それなのに……。
記念日にあと数日というある日の朝、未希は女子高の登校中に車にはねられてしまう。すぐに病院へ運ばれたが、打ち所が悪かったらしく助からなかった。
未希のお母さんから涙声で連絡を受け、病室に無我夢中で駆けつけた時、未希は顔に白布を掛けられてベッドに横たわっていた。白布をめくる俺の手は絶望で震えた。色白で愛らしい顔には傷ひとつなく、それがせめてもの救いだった……。
一旦アパートへ戻っても何もする気になれず、誕生日のお祝いに未希が編んでくれたセーターを抱きしめて、ずっと泣いていた。
ふと目覚まし時計を見ると、夜の8時すぎ。10時間も泣いていたのか。さすがに泣き疲れて気晴らしにテレビをつける。体外離脱の特集番組をやっている。亡くなった祖母に会って話をしたと真剣な表情で語る体外離脱体験者。
これだ!
涙を拭いながら画面に釘付けになる。
意識が肉体を離れて空を飛んだり、不思議な体験ができるという体外離脱に興味をもち、本などを読んで何度か試したのだが、一度も成功していなかった。
簡単な離脱法が紹介される。これならいけるかもしれないと思えた。未希は今、どんな気持ちでいるのか知りたい。どうしても再び会って話がしたかった。
さっそくパジャマに着替え、未希の愛情のこもったセーターも着る。離脱成功への力をもらえそうな、そんな気がしたからだ。
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