ゲイブに敗北した成田蓮、切り替えていく

まさか1日で更新することになるとは…。

昨日「成田蓮が格を上げる瞬間を見たい」と書き、今日、後楽園ホールで見てきましたよ。
結果としてはその瞬間は訪れませんでした。成田蓮はゲイブ・キッドに敗れ、Bブロック突破を逃しました。
興奮は冷めやらぬままですが、あえて帰り道で冷静になって振り返り、成田選手の今回のG1と、この先の下半期を考えてみたいと思います。

① G1CLIMAX振り返り、悪魔将軍として

今年の成田の違いといえば、昨年までずっとEVILについていたディック東郷が、今年は成田に帯同していました。成田蓮はHOUSE OF TORTUREの若きリーダーを任される「悪魔将軍」としてG1に臨みました。

どこかで今年のG1全体の振り返りもしたいですが、まず若返りが目立ちました。ウルフアロン、OSKARといった初出場の選手たち。初出場以外の選手も腕攻めを武器に確立しつつある上村優也、ヘビー級転向2年目のドリラ・モロニーなど、このG1で次々とシングル連戦の中で自分の戦い方を完成させていく選手たちに対し、成田選手は昨年完成済みの選手としてヒールムーブと関節技で立ちはだかりました。

昨年のG1が「戦い方を完成させた夏」だったとすれば、今年は「安定感の夏」だったと言えるでしょう。

② ゲイブ戦について

せっかく楽しみにしていた一戦を、会場にてこの目で見ましたので触れておきます。
一言で言うと、「ムチャクチャやるなぁ」です。
血塗れの金網戦を見ても感じていましたが、この2人は本当に信頼感があるのでしょう。結果的に準決勝以降に残らない2人。だからこそ、やりたい放題でした。後楽園ホール全体を2人で駆け回り、イスも傘もテーブルも使い、"分かっている"後楽園のファンたちも大きく盛り上がっていました。
昨日の自分が書いたような「エモさ」は、欠片もありませんでした。
2人は多分、次に戦うときもこんな感じなのだろうと思います。「ムチャクチャやってやろうぜ」「いいよ」という、ある種の少年のような無邪気さです。例え巡り合わせでこれが最後のシングルマッチだとしても、「今回はこうしようぜ」と決めて臨んだような空気がありました。
それはそれで、2人の関係性としてエモいと言えるかもしれません。

③ 下半期の成田蓮

成田選手が今回リーグ戦で勝った相手は、ウルフアロン、ザック・セイバーJr.、上村優也、カラム・ニューマンです。
王者に勝ったからベルトに挑戦、という定番の流れなら、またウルフアロンのNEVERになるでしょう。ですが1年で4度目のシングルマッチはさすがに多すぎます。

HENAREに負けているのでNEVER6人タッグ路線も、ゲイブに負けているのでGLOBAL路線も、今のところ繋がりません。海野翔太の欠場で全体の予定が少し動いた可能性もあります。

ひとつ気になるのは、カラム・ニューマンに勝ったことです。ここからHOUSE OF TORTURE対UNITED EMPIREの対抗戦が本格化する可能性もあると思います。

あるいは下半期のH.O.T.は、王者YOHに挑戦するSHOの「ロッポンギ対決」を盛り上げる方向に全振りするのかもしれません。

いずれにしても、今週末の両国2連戦で組まれる試合に、そのヒントが隠されているはずです。

まとめ

成田蓮の夏は終わりました。しかしプロレスに秋があり、冬があります。
ヒール軍団のリーダーとして、今年の残りもまた大事な仕事を任されるのでしょう。

準決勝のリングには立てませんでしたが、成田蓮というプロレスラーの物語は、まだ続いていきます。

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