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顔を観ると微笑んでしまう:浪花千栄子

皆さん、こんにちは!今回は、昭和の時代に日本を笑顔にした大女優、浪花千栄子さんの波瀾万丈な生涯と輝かしい業績についてお話ししたいと思います。

彼女の名前を知らなくても、その代表作や出演ドラマを耳にしたことがあるかもしれません。連続テレビ小説『おちょやん』のモデルにもなった彼女の人生は、まさに一つのドラマのようです。

それでは、さっそく彼女の人生を一緒に紐解いていきましょう!

幼少期から芸能界へ

浪花千栄子さんは、1907年に大阪府の養鶏業を営む家に生まれました。

8歳という幼さで、道頓堀の仕出し弁当屋に女中として奉公に出されます。

その後、京都で女給として働いた後、18歳で村田栄子一座に入り、芝居の道へと進みました。

映画界での活躍と転機

彼女のキャリアは、東亜キネマ等持院撮影所で「香住千栄子」の芸名で端役から始まりました。

1926年には、山上伊太郎の初シナリオ『帰って来た英雄』で準主役に抜擢され、注目を集めます。

その後、市川右太衛門と市川百々之助に招かれて帝国キネマに移籍し、芸名を「浪花千恵子」に改めました。

そして、1929年には松竹傘下の「新潮劇」に参加。

翌年の1930年には、2代目渋谷天外さんと結婚し、松竹家庭劇、そして松竹新喜劇の看板女優として大活躍しました。

しかし、2代目天外さんとの離婚を機に、1951年に松竹新喜劇を退団し、一度は芸能界から身を引くことになります。

ラジオドラマでの再ブレイク

芸能界を離れていた彼女に転機が訪れます。

NHK大阪放送局のプロデューサー、富久進次郎さんの尽力によって復帰。

1952年、『アチャコ青春手帖』で花菱アチャコさんの母親役を演じ、大人気となります。

このコンビは、後に長寿番組となる『お父さんはお人好し』でも共演し、上方人情ドラマの定番を築き上げました。

映画界での名演と代表作

浪花千栄子さんは、映画界でもその才能をいかんなく発揮しました。

溝口健二監督の『祇園囃子』(1953年)では茶屋の女将役を演じ、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞しています。

その他にも、黒澤明監督の『蜘蛛巣城』、小津安二郎監督の『彼岸花』など、数々の名作に出演しています。

彼女の代表作には、『夫婦善哉』や『宮本武蔵』シリーズなどがあり、日本の映画史にその名を刻みました。

テレビドラマでの活躍と晩年

テレビ時代に入ってからも、彼女の活躍は続きました。NHK大河ドラマ『太閤記』では大政所役を熱演。

また、『細うで繁盛記』や『船場』など、関西を中心としたドラマで母親役や老婆役を数多く演じ、お茶の間の人気者となりました。

私生活では、貧しさのため小学校教育を受けられず、字の読み書きに苦労したという一面も持っていました。

しかし、自らの努力で非識字を克服したというエピソードも残っています。

また、彼女はオロナイン軟膏のCMに出演し、ホーロー看板にも登場したことで、関西の人々にとってさらに身近な存在となりました。

本名が「”南口”なんこう きくの」だったことにちなんで、CMに起用されたのは面白いエピソードですね。

晩年は、京都の嵐山で旅館を経営。1973年12月22日に66歳で亡くなりましたが、没後には勲四等瑞宝章が贈られました。
 
映画
·         滝の白糸(1952年、大映京都):みどり
·         暴力(1952年、東映京都):せつ
·         アチャコ青春手帖 東京篇(1952年、吉本プロ)
·         満月三十石船(1952年、東映京都)
·         アチャコ青春手帖 大阪篇(1952年、吉本プロ)
·         祇園囃子(1953年、大映京都):お君
·         怪談佐賀屋敷(1953年、大映京都):杉江
·         丹下左膳(1953年、大映京都):婆や おさよ
·         女の園(1954年、松竹):鶴賀の小母さん
·         芸者小夏(1954年、東宝)
·         山椒大夫(1954年、大映京都):姥竹
·         舞妓物語(1954年、大映京都):田中せき
·         噂の女(1954年、大映):お咲
·         二十四の瞳(1954年、松竹):飯屋のかみさん
·         近松物語(1954年、大映):おこう
·         夫婦善哉(1955年、東宝):おきん
·         やがて青空(1955年、東宝):飛田やす
·         三人娘シリーズ(東宝)
·         ジャンケン娘(1955年):お信
·         大当り三色娘(1957年):吉岡梅子
·         お父さんはお人好しシリーズ:阿茶太郎の妻おちえ
·         お父さんはお人好し(1955年) 大映京都
·         お父さんはお人好し かくし子騒動(1956年) 大映京都
·         お父さんはお人好し 産児無制限(1956年) 大映京都
·         お父さんはお人好し 優等落第生(1956年) 大映京都
·         お父さんはお人好し 迷い子拾い子(1956年) 大映京都
·         お父さんはお人好し 家に五男七女あり (1958年)宝塚映画
·         お父さんはお人好し 花嫁善哉(1958年) 宝塚映画
·         残菊物語(1956年、大映):女按摩おもと
·         女囚と共に(1956年、東京映画):金岡みつ子
·         猫と庄造と二人のをんな(1956年、東京映画):おりん
·         世にも面白い男の一生 桂春団治(1956年、宝塚映画):おあき
·         祇園の姉妹(1956年、大映):お君
·         蜘蛛巣城(1957年、東宝):物の怪の老婆
·         大阪物語(1957年、大映):お筆
·         雪国(1957年、東宝):女中・おたつ
·         源氏物語 浮舟(1957年、大映):女房 浦風
·         東北の神武たち(1957年、東宝):嚊おえい
·         青い山脈 新子の巻・雪子の巻(1957年、東宝):宝屋のお内儀
·         続サラリーマン出世太閤記(1957年、東宝):松村せい
·         暖簾 (1958年、東宝):浪花屋きの
·         駅前旅館(1958年、東宝):保健の先生
·         二等兵物語シリーズ(松竹)
·         二等兵物語 死んだら神様の巻(1958年):すえの
·         二等兵物語 あゝ戦友の巻(1958年):花巻絹枝
·         二等兵物語 万事要領の巻(1959年):お春
·         サザエさんシリーズ(東宝):西野ちえ
·         サザエさんの婚約旅行(1958年)
·         サザエさんの結婚(1959年)
·         サザエさんの脱線奥様(1959年)
·         サザエさんとエプロンおばさん(1960年)
·         赤線の灯は消えず(1958年、大映):お霜
·         彼岸花(1958年、松竹):佐々木初
·         夜の素顔(1958年、大映):絹江
·         花のれん(1959年、東京映画):石川きん
·         伝七捕物帖 女肌地獄(1959年、松竹):竹造の叔母お虎
·         鉄腕投手 稲尾物語(1959年、東宝):稲尾かめの
·         お染久松 そよ風日傘(1959年、東映):お染の母親お種
·         グラマ島の誘惑(1959年、東宝):佐々木シゲ
·         浪花の恋の物語(1959年、東映):おえん
·         江戸の悪太郎(1959年、東映):お勘
·         新・三等重役シリーズ(東宝):宮口鶴子
·         新・三等重役(1959年)
·         新・三等重役 旅と女と酒の巻(1960年)
·         新・三等重役 当るも八卦の巻(1960年)
·         新・三等重役 亭主教育の巻(1960年)
·         サラリーマン御意見帖シリーズ(東宝):夏川千代
·         サラリーマン御意見帖 男の一大事(1960年)
·         サラリーマン御意見帖 出世無用(1960年)
·         番頭はんと丁稚どんシリーズ(松竹):隠居はん
·         番頭はんと丁稚どん(1960年)
·         続番頭はんと丁稚どん(1960年)
·         続々番頭はんと丁稚どん(1961年)
·         続々々番頭はんと丁稚どん チャンポン旅行(1961年)
·         べらんめえ芸者シリーズ(東映)
·         続べらんめえ芸者(1960年):長谷川杉
·         続々べらんめえ芸者(1960年):小春の母おとし
·         べらんめえ芸者罷り通る(1961年):おとし
·         べらんめえ芸者と丁稚社長(1963年):千加
·         親鸞(1960年、東映):老婆
·         あれが港の灯だ(1961年、東映):「つる代」の女将
·         宮本武蔵シリーズ(東映):お杉
·         宮本武蔵(1961年)
·         宮本武蔵 般若坂の決斗(1962年)
·         宮本武蔵 二刀流開眼(1963年)
·         宮本武蔵 一乗寺の決斗(1964年)
·         宮本武蔵 巌流島の決斗(1965年)
·         悪名シリーズ(大映):麻生イト(女親分)
·         悪名 (1961年)
·         続 悪名(1961年)
·         河内風土記 おいろけ説法(1961年、東宝):おりん
·         河内風土記 続 おいろけ説法(1961年、東宝):お民
·         小早川家の秋(1961年、宝塚映画):佐々木つね
·         次郎長社長と石松社員 威風堂々(1962年、ニュー東映):おゆき
·         瞼の母(1962年、東映):老婆
·         今年の恋(1962年、松竹):相川お紋
·         殺陣師段平(1962年、大映):婆さん
·         憂愁平野 (1963年、東京映画)
·         古都(1963年、松竹):茶屋のおかみ
·         河内風土記 おいろけ繁盛記(1963年、東宝):おりん 
·         女系家族(1963年、大映):芳子
·         伊豆の踊子(1963年、日活):母親お芳
·         丼池(1963年、宝塚映画):堀川タダ江
·         続・社長忍法帖(1965年、東宝):女将せん
·         雪国(1965年、松竹):按摩さん
·         大阪ど根性物語 どえらい奴(1965年、東映):おうめ
·         あばずれ(1966年、東映):モヨ
·         華岡青洲の妻(1967年、大映):加恵の乳母
·         女賭博師シリーズ(大映)
·         女賭博師乗り込む(1967年):寺尾きく
·         女賭博師みだれ壷(1968年):お藤
·         極悪坊主 念仏三段斬り(1970年、東映):黒田はつ
·         望郷子守唄(1972年、東映):田川たね

浪花千恵子 せたろむが一推しする作品は『悪名』

まとめ

浪花千栄子さんの生涯は、幼少期の苦労から始まり、一度は引退しながらも、再び芸能界で大成功を収めるという、まさに波瀾万丈なものでした。映画、テレビ、ラジオと多岐にわたる分野で活躍し、特に庶民的な母親役で多くの人々に愛されました。

彼女の生涯は、連続テレビ小説『おちょやん』のモデルになるなど、今もなお多くの人々に語り継がれています。

この記事を読んで、浪花千栄子さんという女優に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。ぜひ、彼女の出演作品を見て、その素晴らしい演技に触れてみてください!

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