自由図書2025「まけうさぎ」(小・中)で読書感想文を書くコツ by せたがや作文教室
もともと、
「自分が読みたい本を読めばいい!」
と考える人間です。
だから、ここしばらく、課題図書ばかり読んでいて、ちょっと疲れてしまいました。読みたくない本も読まなきゃならない、というのが、ちょっと面倒くさくなってしまい……。
そこで、たまには自分の好きな本を読んで、書こうと思いました。
2025年に限らず、いつのコンクールも、読書感想文の自由図書なら、どの本を読んでもいいからです。
というわけで、
お気に入り絵本のひとつ、「まけうさぎ」の読書感想文の書き方を書きます。
残念ながら、アマゾンなどで売っていません。
図書館でリクエストしましょう。
日本昔話で有名な「うさぎとかめ」の、その後のお話です。
余裕で勝てるわ! といい気になって、レースの途中でぐうぐう眠ってしまい、カメに負けた、まけうさぎ。
レースの後、そのまけうさぎはどうなったか? という、私の大好きな「むかし話関連本」です。
この話は、まず、お子さんが読む前に、「予想」ができるのがいいところ。
「カメに負けたまけうさぎが、仲間と住んでいるうさぎ村に帰ったら、他のうさぎが、カンカンに怒っていたんだって」
「うさぎがカメに負けるなんて!」
「しかも、いい気になって途中で眠ってしまったって?」
「うさぎの名誉を傷つけた」
「うさぎの風上にも置けん!」
「あんなヤツは、村八分にしちまえ!」
うさぎ村のうさぎたちは、怒り心頭。
そこで、お子さんに聞いてみましょう。
「うさぎ村のうさぎたちが、カンカンに怒っています。このあと、まけうさぎはどうしたと思う?」
※ちなみに、カンカンに怒る、の「カンカン」は、今のお子さんにとって死語の場合があります。
小1~小4くらいのお子さんに、いろいろ予想してもらったことがあります。
「カメ村に行って、もう一度レースをしてって頼んで、今度は勝って、うさぎ村のうさぎに許してもらう」
「もううさぎ村には戻れないから、カメ村に行って、ここに住ませてください、という」
「ほかのうさぎ村に行って、そこで楽しく暮らす」
「自分の耳を切って、これで許してください、という」
いろんな予想が出てきます。基本的に、怒っているうさぎ村に何もせずに戻っていくとか、言い訳するとか、そういうお子さんはいません。
だって、うさぎたちは余計に怒ってしまいますからね。
予想をしたら、絵本を読みましょう。
自分の予想は合っていたかな? 絵本のまけうさぎの行動について、どう思うかな? お子さんの意見を聞いてみましょう。
ねぐらに隠れて、ひとりぼっちになったまけうさぎ。
「あのうさぎは、うさぎ一族のほこりなんだ」
と、やけうさぎのことを思いだします。
むかし、「おなかがすいた」とやってきたおじいさんに、
「わたしはあげるものが何もない。どうかわたしを食べておくれ」
と言って、火に飛び込んだ、やけうさぎの話を思い出します。
おじいさんは神様だったのでした。焼けたうさぎをつれて、月に行きました。だから、月にうさぎがいるのです。
自分のせいで、うさぎ村のみんなに仲間外れになってしまったまけうさぎは、恥ずかしくて、月も見られません。
――すると。
うさぎ村の様子がおかしいことがわかります。
オカミから、「子うさぎを三匹よこせ」という手紙が来ているようです。
うさぎ村は、大騒ぎ。
「だれが、うまれたばかりのかわいい子うさぎを、おおかみなんかにやるもんか!」
「よこさないと、みんな頭からガリガリ食っちまうって言うんだ」
それを聞いて、「よーし!」と、まけうさぎは駆けだします。
まけうさぎの、このときの気持ち。
このお話で、いちばん大切な「まけうさぎの思ったこと」です。
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