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【WB経営×組織開発】はじめ方② 場づくり ― 対話が生まれる土台をつくる

いろいろな機会に「対話が大切!」ということを耳にします。
そうは言っても「なかなか時間が…」と考えていませんか?

会議はすでに多すぎるくらいです。
そこに、対話を目的としたミーティングを増やすのは難しい。

でも、実際の会議は情報共有と意思決定で終わってしまいます。
じっくり考えることが少なくなっています。

困ったことに、会議での発言は少ないのに、
会議が終わると急に本音で語り始めたりする。

会議(みんなが集まる空間)は多いのに、
なぜ「対話」ができないのでしょう?


問題は“場”ではなく“時間”

会議室や会議の枠組みは、すでにあります。
しかし、“対話のための時間”にはなっていません。

いつも議題処理が優先され、
じっくりとみんなで考える「対話」は後回しになります。

集まるだけで、対話は生まれません。
おそらく問題は、“場所”ではなく“時間の使い方”なのです。

場づくりとは“時間投資”である

普段の会議を、情報共有や意思決定の場から、
創造的な対話の場へ変えることができれば。
そう思っているマネージャーは多いはずです。

では、どうすればいいのでしょう?

対話の時間を確保することは、
単なる掛け声だけでは実現しません。

もっと踏み込んで、
それを“時間投資”である、と考えてみましょう。

つまり、「対話」とは、
人件費を使って時間を確保することを意味します。
それは、工夫ではなく“投資の覚悟”なのです。

「そんなの無理…」という声に向き合う

いやいや、そうかもしれないけれど、そんなの無理!
こんな声がすぐに聞こえてきます。

日々の業務がある中で、時間は限られています。
成果がすぐに見えない“対話”には、
少なからず抵抗はつきものです。

上位管理職や経営層の理解も必要になるでしょう。
そこには、
「対話が大切」という“正論”だけでは進まない“現実”があるのです。

納得は“説明”ではなく“変化”から生まれる

“従業員の時間”投資の決裁者は、
理屈を説明するだけでは動きません。
ですから、時間投資の承認を待つのは現実的ではありません。

だからこそ、
まずは“小さく”始めてしまうのです。

職場のリーダーや課長クラスの裁量の範囲で、
既存の会議の中に「対話タイム」を組み込んでしまうのです。

仕事に関する対話は、必ず職場に変化を起こします。
上位管理職は、こうした職場の変化には敏感です。

職場の小さな変化の積み重ねを見て、
「対話が大切」に納得する訳です。

「やってみたら変わった」
これが、時間投資の判断材料になるのです。

スモールスタートという現実解

WB経営というと
根本的な制度改革のように思われがちです。

しかし実際は、最初から大きく始める必要はありません。
 ・現場レベルで、小さく対話の時間をつくる。
 ・少人数でも、チーム全員が関われる時間を意図的に設計する。
その積み重ねが、職場の雰囲気を変えていくのです。

できない理由を並べる前に、
まず、“できる一歩”を探してみませんか。

“小さく始める”ことについては、著書(共著)でも紹介しております。
よろしかったら、こちらもご参照ください。

場は“時間を使う覚悟”から生まれる

場づくりとは、場所の問題ではありません。

その本質は、時間を投資する意思決定です。
そして、それは小さく始められるし、
その方が、現実的な変化につながりやすいのです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

次回(この話題の最終回)は、
その“対話”を、どう学びに変えるか?「振返り」編
を予定しております。
お楽しみに。


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